定住外国人のよみかき研究 エピソード集(試験公開版)
017 病院では自分でやりたい
「私は、なんかインデペンデントな方が」
X:そう。わたし、[居住地の都道府県名]に来た時は、その、通訳がついている病院だけ行った。
A:ああ、なるほど。
X:でも、それヤダです。
A:どうして?
X:えっと、自分のことは
A:自分で
X:自分だけ。自分とお医者さんだけ話したい。
A:プライベートよね。
X:プライベート。相手の
A:ちょっとやよね。そっか、じゃあ、それを言えるようにしたらばいいよね。
X:そう、それ。いま、一人で行く。
A:そうよね。
X:そう。
A:たくさん、ほら、チェックするとこが、書くとこがあるじゃない。
X:ある。
A:「昔、どんな病気にかかりましたか」とかあるじゃない。あれ書くの大変じゃない。私も大変。
X:あれは大体わかる。分からないこと、また携帯で
A:調べて
X:そう。
A:でも、漢字もあるじゃない。漢字で書く?
X:書く。あの
A:病気の名前。あ、携帯で調べて。
X:そう、書く。
A:病気の名前って難しいじゃない。あれも書く?
X:書くの。携帯で調べて、書く。
A:そっか。それってやっぱり、通訳の人には知られたくないもんね。
X:そう。あの、通訳は秘密守るか分からない。
A:なるほど。そういうことね。自分のことだもんね。
X:あと、お金かかる。
A:あ、なるほどね。なるほどね。そっか、じゃあ、それだったら、携帯で?
X:そう。私は、なんかインデペンデントな方が〈いい〉。