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教材・教授項目例

 定めたステップXまでの簡約日本語による教材・教授項目を例として示すと、次のとおりである。

ステップⅠステップⅡ
Ⅰ.第一課
 ~です。~ます。
 1.名詞文
 2.形容詞文
  形容動詞文
 3.動詞文
 4.存在文
 5.助詞 を・に・から・まで・で
Ⅱ.第二課
 表現意図
 1.希望の表現
 2.意志の表現
 3.消極的行為要求の表現
 4.積極的行為要求の表現
Ⅲ.第三課
 場面
 1.あいさつ
 2.紹介など
 3.買い物など
 4.数
Ⅳ.第四課
 デス・マスのその他の形
 1.デス・マスの活用
 2.他の動詞がつづく形
 3.敬語
 4.名詞
ステップⅢ
態の表現  てform
ステップⅣ
てformを使っての表現意図
Ⅴ. 第五課
 弱変化動詞について
   ています
   ております
   ておきます
   てあります
   てしまいます
 不規則動詞について
   きて...
   して...
Ⅵ. 第六課
 強変化動詞について
    てformのいわゆる音便形を教える
Ⅶ. 第七課
 1.希望の表現
 2.意志の表現
Ⅷ. 第八課
 1.積極的行為要求の表現
 2.消極的行為要求の表現
 3.中問の行為要求の表現
ステップⅤ
否定
ステップⅥ
受身・可能
Ⅸ. 第九課
 弱変化動詞について
   Vません~  Vないです
 不規則動詞について
   きません~こないです
   しません~しないです
           ...弱変化動詞と同じ
Ⅹ. 第十課
 強変化動詞について
   Vません~  Vaないです
ⅩⅠ. 第十一課
 弱変化動詞について
   受身~可能
   Vられます~Vられます
 不規則動詞にっいて
   こられます~こられます
   されます~できます
ⅩⅡ. 第十二課
 強変化動詞について
   Vaれます~ Vaれます/ Veます
ステップⅦ
使役
ステップⅧ
否定の表現意図
ⅩⅢ. 第十三課 
 弱変化動詞について
   Vさせます
    (Vせます)
 不規則動詞について
   こさせます
   させます
ⅩⅣ. 第十四課
 強変化動詞について
   Vaせます
   Vwaせます
ⅩⅤ. 第十五課
 希望の表現
   Vたくはありません(既出)
     Vたく(は)ないです
   Nがほしく(は)ありません(既出)
     ~Nが/はほしく(は)ないです
 意志の表現
   Vない / Vaないつもりです
ⅩⅥ. 第十六課
 行為要求の表現
   Vないでください
    ~Vaないでください
   Vないでくださいませんか
    ~Vaないでくださいませんか
ステップⅨ
受身の表現意図
ステップⅩ
使役の表現意図
ⅩⅦ. 第十七課
 希望・意志の表現
   Vられたいです...
   されたいです...
   Vaれたいです...
ⅩⅧ. 第十八課
 行為要求の表現
   Vられてください...
   Vaれてください...
ⅩⅨ. 第十九課
 希望・意志の表現
   Vさせたいです...
   こさせたいです...
   させたいです...
   Vaせたいです...
ⅩⅩ. 第二十課
 行為要求の表現
   Vさせてください...
   こさせてください...
   させてください...
   Vaせてください...

 平成6年度以降は公式のプロジェクトではないが、以下の順でステツプを積み上げる案により作業を進めた。

ステップⅩⅠ
 a過去の作り方(てformから)
 bます形から離れる
ステップⅩⅡ
 辞書形/連体形について
 a 弱変化動詞 V ru
   不規則動詞 くる,する
 b 強変化動詞 V の-iを -uとする
ステップⅩⅢ
 助詞
 a 名詞につける助詞 「と」「や」「を」「に」「で」(「を」以下は新しい意味)
 b「と」 (新しい意味)  接続助詞 「が」「から」
ステップⅩⅣ
 a 好悪の表現
 b 義務/許可/忠告の表現   付 意志の表現 「と思います」
ステップⅩⅤ
 比較
 a 二つのもの
 b 三つ以上のもの
ステップⅩⅥ
 能カ・可能-2
 a 能カ
 b 可能 V(連体形)ことができます
ステップⅩⅦ
 やり・もらい
 a Nをあげる...
 b Vのてform  やる / もらう...
ステップⅩⅧ
 条件の表現
 a V(辞書形)と、A(辞書形)と...
 b Vについて ~ば、 V / A / Naについて~なら
ステップⅩⅨ
 敬語について
 a 語彙的
 b 文法的
ステップⅩⅩ
 推測の表現
 a ~でしょう, ~だろう, ~らしいです
 b ~ようです, 様態の~そうです, 伝聞の~そうです

 以上のようであるが、なお初級で必要と思うものを以下挙げておく。ステツプⅩⅩまでのどこかに入れることが望ましい。

  1. 形式名詞の用法 「の」「こと」(既習)「ところ」「ため(に)」「ほど」「とおり」
  2. 副助詞・係助詞
  3. 接辞