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研究方法

 手順データソース産出される資料
(1) 基本文型の決定 ①現行の日本語教科書の中から文型を提出順に取り出し、力一ド化して分類する。
②上記に基づき文型を決定する。
『JAPANESE FOR TODAY』など全17種類 1. 各教科書の文型の提出順を比較する表
2. 文型・文例一覧
(2) 文法の決定 ①上記教科書から文法事項を取り出して・文型と共にデータバンクとして蓄え必要に応じて取り出せるようにする。)
②上記に基づき文法事項を決定する。
3. データバンク(ハードディスク)
4. 出カデーター覧(ファイル)
(3) 語彙の決定 ①暫定的に選出した2,000語*のうち多義語について意味の設定**をし文脈付き用例を採集・分析する。
②動詞と形容詞について実際の話しことぱ・書きことぱではどの活用形の使用度が高いかを調査する。
③研究の手順(1)-①、(3)-①、②などから得られたデータを総括し一語一語の登録カード(データパンク)を作成しKWICの原データとともにファイリングをする。
④多義語の意味を決定する。
新聞KWlC、言語生活KWlC 5 .[暫定]簡約日本語語彙表.
6. 簡約日本語登録力一ド
(4) 教材作成 ステップのⅠ~Ⅹの教授項目を作成する。    

*暫定2,000語選定のために参考とした文献は、『日本語教育基本語彙七種比較対照表』 (国立国語研究所、1982)、『分類語彙表』(資料集6、1964)、『基礎日本語』(土丼光知、1933)を主とし、他各種国語辞典類である。

**多義語についての意味の設定(暫定)
 暫定2,000語の一語一語について、r新明解国語辞典第3版』『岩波国語辞典 第4版』 『講談社国語辞典 新版』 から意味説明部分をカード化した。これに検討を加えながら、簡約日本語としての意味の刈り込みを行っていく。
 暫定2,000語のうちの多義語 822語 (内訳) 第一次千語 455語 第二次千語 367語