【2017年5月20日】『多言語母語の日本語学習者横断コーパス(I-JAS; International Corpus of Japanese as a Second Language)』の第二次データを公開しました。

今回、第二次公開で追加されたデータは、中国語母語話者35名、韓国語母語話者35名、英語母語話者35名、
トルコ語母語話者35名、国内教室環境学習者25名、国内自然環境学習者25名、日本語母語話者35名の計225名分です。

 

利用できるシステムおよびデータは、以下の通りです。
(1)検索システム『I-JAS中納言 第二次公開版』
(2)発話プレインテキスト
(3)発話の音声データ

 

第一次公開からのI-JASの変更点は以下の通りです。

《1》作文課題(任意調査)

「エッセイ」と「メール3種」はI-JAS中納言(検索システム)の検索対象からは除外することとしました。
それに伴い、検索対象を絞り込むチェックボックスが変更されます。
また、これらのデータは「関連データ配布」のみで公開することにいたしました。

 

《2》ストーリーテリング・ストーリーライティング

調査時のイラストにリード文(初めの一文)が付けられており、これまでデータにも載せていましたが、
学習者の発話と誤解するケースが見受けられたため、タイトルと初めの一文の発話は検索システムおよび
プレインテキストから削除することにいたしました。

 

《3》検索画面の拡張機能

このたびの第二次公開で225名分のデータを追加いたしますが、それに伴い、検索対象として第一次データ、
第二次データを指定するチェックボックスを検索対象の欄に追加いたしました。

 

《4》フェイスシートの参照

第二次公開より、特定のURLより直接フェイスシートを閲覧することができるようになりました。

 

第二次公開については「I-JAS関連資料」ページで詳細情報を掲載しています。ご参照ください。