提案した語一覧
利用の手引き
「外来語」言い換え提案(第1回~第4回 総集編)
バイオテクノロジー← →ハイブリッド
全体 ★☆☆☆
60歳以上 ★☆☆☆
バイオマス
凡例
言い換え語
生物由来資源
用例
稲わらはもちろんおがくずや米ぬかなど様々なバイオマスを原料として利用できることと
意味説明
エネルギーなどとして利用することができる,生物に由来する資源
手引き
- 特定の地域に生息する生物の全体量を指す,生態学の専門用語として,従来用いられてきたが,環境問題への対応の中から新しい使われ方が生まれ,広まりつつある。
- 1990年代後半から,循環型社会の実現に向け,農林・水産・畜産業において,従来は廃棄され利用されていなかった家畜の排せつ物や生ごみ,木くず,もみがらなどを,資源として重視する考え方が広まり始めた。
- 生物から生み出されたこのような再生可能な資源を「バイオマス」と言う。2002年に閣議決定された「バイオマス・ニッポン総合戦略」により,多方面で「バイオマス」の普及が図られている。
- 環境を保全しながらエネルギーを確保することのできる新しい資源である「バイオマス」は,石油などへの依存を脱していくことが望まれている現代社会にとって,重要性を増すと考えられる。その普及のためにも,言い換えや説明付与の必要性は高い。
- 「バイオマス」は,動物よりも植物に由来する資源であることが一般的で,この点に着眼して,「植物由来資源」という語を用いることも考えられる。例えば,「バイオマスプラスチック」は植物由来のバイオマスによって作られるプラスチックである。
- 「生物に由来する資源」などと説明的な語句を用いることも考えられる。
その他の言い換え語例
植物由来資源
複合語例
- バイオマスエネルギー = 生物由来エネルギー
- バイオマスプラスチック = 植物由来プラスチック
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最終更新日: 2006-03-13
(公開開始日: 2006-03-13)