はじめに

 農耕/言語拡散仮説(Farming/Language Dispersal Hypothesis)」とは、農耕と言語が相伴って伝播したという仮説です。これまで、オーストロネシア語族やインド・ヨーロッパ語族、アフリカ大陸のバントゥー諸語、北米大陸のユート・アステック語族についてはこの仮説の検証が進んでいます。

 一方、東アジア・太平洋地域については近年になってようやく研究がはじまりまったばかりです。本プロジェクトは、国立国語研究所・総合地球環境学研究所を中心に、国内外の研究者を集め、日本列島およびアジア・太平洋地域における農耕と言語の伝播の相関関係を検討しようとするもので、人間文化研究機構によって採択された3年間の「準備研究」プロジェクトです。

 具体的な研究活動として、国内の研究者を中心とした研究会の開催、海外の研究者を交えた国際シンポジウムの開催、国際誌での論文発表を予定しています。

お知らせ

  • 2014.03.13

    2014年3月20日(木)・21日(金・祝)に国際シンポジウム"Dispersion of People, Crops, and Language: Focusing on Millets in Asia"「ヒト・穀物・言語の拡散―アジアにおけるミレット(millet)を中心に」を開催します。詳しくはこちらをご覧ください。

  • 2013.06.27

    「プロジェクト及び共同研究者の出版物」, 「関連研究」のページを更新しました。

  • 2013.04.25

    「共同研究者」のページを更新しました。

  • 2013.04.18

    特設サイトを開設しました。