第四回学習者コーパス・ワークショップ&シンポジウム 開催案内(イベントページに一部予稿集を追加しました。)

シンポジウム・ワークショップともに参加申込みをされた方には、事務局より事前連絡をいたしました。
申し込みをされたのに連絡が届いていない方は、申し込みが完了していないか、メールアドレスが間違っている可能性があります。
lsaj@ninjal.ac.jp までお問い合わせください。

 

開催案内

 

 I-JAS(多言語母語の日本語学習者横断コーパス)は、現在660名分のデータを公開しており、来年から再来年にかけて残り390名分を加え、1050名分(日本語学習者1000名、日本語母語話者50名)の公開を目指して準備を進めています。

 本プロジェクトでは、日本語研究および日本語教育への充実、発展に向け、2016年、2017年に続き、第4回日本語学習者コーパス・ワークショップ&シンポジウムを開催いたします。今回は、シンポジウムとワークショップを2日間に分け、シンポジウムでは招待講演に南雅彦先生(サンフランシスコ州立大学)をお迎えします。そして、学習者コーパスを利用した研究発表を3件と、松下達彦先生(東京大学)、山内博之先生(実践女子大学)、石川慎一郎先生(神戸大学)をお招きして「第二言語習得における語彙の役割」についてパネルディスカッションを企画しています。習得で重要なのは、語彙か文法かという議論も含め、語彙の発達について、皆さんと共に考えたいと思います。

 また、翌日の午前中は、昨年度に続き、初心者用と既習者用の2つのコースを用意し、I-JASの使い方についてのワークショップを開催いたします。学習者の生のデータに触れ、日本語習得のメカニズムの謎に迫ってみませんか。

 

第四回学習者コーパス・ワークショップ&シンポジウム
   -第二言語習得における語彙の役割-  ポスターチラシ

【日時】 ※両日ともに参加申し込みが必要です。

シンポジウム :2018年12月22日(土) 10:00~17:00 定員:130
        (参加申し込みはこちらから) 参加者が定員に達したため、受付を終了しました。

ワークショップ:2018年12月23日(日) 10:00~12:00 (参加申し込みは下部参照

【会場】

シンポジウム :東京工業大学キャンパス・イノベーション・センター(CIC) 国際会議室(1階)
ワークショップ:上記同センター 多目的室2・4(2階)
        〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6(JR田町駅徒歩3分)アクセス

【プログラム】

12月22日(土) 講演・口頭発表・パネルディスカッション 

10:00~10:05 シンポジウム 開会

10:05~11:05 招待講演

「日本語学習者の「語り」から見えてくる習熟度:語彙・時制・視点」 南雅彦(サンフランシスコ州立大学)

11:05~11:15 休憩

11:15~12:45 口頭発表

「日本語学習者の物語発話に現れる評価表現」 小口悠紀子(首都大学東京)

「L1とL2日本語習得の格助詞「の」の発達過程の比較と考察」 サリー・チャン(広島大学)

「日本語学習者における接続助詞「から」の発達過程の汎用性検証」 佐々木藍子(東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科/国立国語研究所)

12:45~13:45 お昼休憩

13:45~16:50 パネルディスカッション「第二言語習得における語彙の役割」 司会:迫田久美子(国立国語研究所)

〈パネリスト〉

「日本語語彙習得に関わる普遍性と個別性」 松下達彦(東京大学)

「第二言語習得における語彙と文法の連続性」 山内博之(実践女子大学)

「L2語彙力の発達をどう見取るか?どう数えるか?」 石川慎一郎(神戸大学)

16:50~17:00 閉会                                      (敬称略)

12月23日(日) ワークショップ

【対象者】

●初心者コース(初心者コース申込み参加者が定員に達したため、受付を終了しました。
 -I-JASというコーパスについてよく知らない方
 -I-JAS中納言(検索システム)の基本的な使い方を学びたい方

●既習者コース(既習者コース申込み参加者が定員に達したため、受付を終了しました。
 -I-JASのデータ概要についてご存知の方
 -すでに中納言(BCCWJなど)を使用したことがあり、I-JAS中納言の使い方についてさらに深く学びたい方