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じっと
じっと
<どう使う?>
1.
相手の顔を
じっと
見る。
⇒
「見る」
ようすのことば
じろじろ・じろり・ちらっと・ちらちら
2.
痛くても
じっと
がまんする。
3.
心配で
じっと
していられない。
⇒{反対の意味のことば}:
うろうろ
している。
<文例>
1.
夕方家に帰る途中、暗い道を歩いていたら、道ばたに立っていた知らない男の人がこちらを
じっと
見ていたので怖くなった。
<もっとくわしく>
じっと
見るというのは、例えばだれかの顔を見るとき、ほかのところに目を向けないでその相手の顔だけをずっと見続けることです。じっと見るのは、相手のようすや気持ちを知りたいとか、何か言いたいことがあるときなどです。
じっと
見られたほうの人は、もし相手のことを知らなかったら、ちょっと変な気持ちになります。だから、電車の中などで、知らない人を
じっと
見るのはちょっと失礼です。
2.
夕食を食べていたら、歯が痛くなった。痛み止めの薬を飲んだが、夜になってどんどん痛くなってきた。でも、朝になるまでどうすることもできないので、
じっと
がまんしていた。痛くてほとんど寝られなかった。
<もっとくわしく>
痛いときに
じっと
がまんする、というのは、痛みをとるために何もいい方法がなく、とにかくがまんするしかないということです。夜中に歯がとても痛くなったときなども、すぐ歯医者に行くことができないので、朝まで
じっと
痛いのをがまんします。
3.
近くのコンビニでアルバイトをしている大学生の娘が、夜になっていつも家に帰る時間を30分もすぎているのに帰ってこない。携帯電話をしてもつながらないので、どうして帰ってこないのかわからず、心配で
じっと
していられない気持ちだった。
<もっとくわしく>
心配で
じっと
していられない気持ちというのは、例えば子供が夜遅く連絡もなく帰ってこないというようなとき、両親はすごく心配になってきて、いすにすわって何かをしていることなどとてもできないという気持ちのことです。
<会話を読んでみよう>
1)
[就職試験の採用結果を知らせる電話を待っている] A:男子大学生 B:Aの友人
A:
あーあ、早く電話、来ないかなあ。
B:
ほんとに今日、結果を知らせるって言われたのか?
A:
あー、たしかに今日だよ。でも電話来るまでどこにも出かけられないし、なんか気になってほかのことが何もできないよ。こうやって
じっと
待ってるのってつらいよ。
B:
そうだよなあ。
2)
[病院の診察室で] A:医者 B:子供 C:子供の母親
A:
じゃ、注射しますよ。すぐ終わるから、
じっと
しててね。
B:
注射、いやだ。痛いもん。
C:
だめだめ。動いたらもっと痛いわよ。じっとしてなさい。
<まんがを読もう!>
1.
[じっと] 私のコンタクトレンズ!!
2.
[じっと] 新しいメイク
3.
[じっと] 小学校の教室
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