自治体アンケート(第2回,平成18年4月) アンケート内容
「外来語」言い換え提案:アンケート
「外来語」言い換え提案
国立国語研究所
「外来語」言い換え提案
アンケート
国立国語研究所「外来語」委員会
自治体アンケート(第2回,平成18年4月) アンケート内容
(問8) 回答
都道府県
- 当県としても言葉の使い方の見直しに取り組んでいますが、外来語を言い換えた場合、その言い換えた言葉が分かりにくかったりするなど、取組みの難しさを感じています。当県の取組みを進めるうえで、貴研究所の研究成果は、大きな拠りどころとなっています。特に、定着度調査や言い換え提案は、時代の変化を反映していただくと、有難く存じます。
市区町村
- 大都市
- 国語表記全体の指針となるような手引を刊行してもらいたい。(常用漢字表や送り仮名などを分かりやすく解説してくれるコンパクトな冊子があればよいなと常々思っています。)/職員に一人ずつ持たせたいと思っています。
- 市部
- こんな立派な出版物でなくてもいいと思います。とにかく、各方面からの配布物が多く、とっておくのもじゃまになります。新聞・インターネット等で発表するぐらいでいいかと思います。
- 「『外来語』言い換え提案」の冊子(総集編)につきましては、たいへん分かりやすくまとまっておりますので、これからの業務の参考にさせていただきます。
- 「『外来語』言い換え提案」を送付いただきありがとうございます。大変参考になります。ただ、今後の編集の参考として、空きスペースが多くページ数が多くなっているのが気になります。
- 地方公共団体において公用文を解りやすい言葉で表記するよう常に意識することは重要なことと考えます。しかし、用語の言い換えについては、住民が法令の趣旨や定義を正確に理解可能なものとする工夫が必要であると同時に、市民向けのサービスの名称が、既に外来語で定着しているものもあり、一律に用語の言い換えを行うことは、困難であると考えます。このため、貴研究所による「外来語」言い換え提案については、新たな外来語が定着する以前に提案し、各種媒体を通じて、普及を図られるよう希望します。
- 当市では、H7年度にカタカナ語の解説の手引き書を作成していますが、10年以上経過しているため、今年度見直しを検討しています。このことから、電話などで質問させていただく事もあるかと思いますので、その際にはよろしく御指導お願いします。
- 当市では、平成16年度に「公文書における片仮名語の使用に関する基準」を制定し、国立国語研究所の『「外来語」言い換え提案』を活用する旨を規定することにより、公用文における言葉遣いを分かりやすくする試みを行っています。
- 外来語のみでなく、日本語の公用文で使用している所謂「役所言葉」を含めて、言い換えについての御指導を今後もお願いしたい。
- 「外来語」を言い換えて使用するという段階までは、未だ至っていないが、頂いた冊子を参考にして、外来語の「言い換え語」は実務においても活用させていただいている。
- 国際化及び電子化により、外来語の流入も多く、また伝達も早くなっていると思います。外来語として、そのまま定着した方がわかりやすいものもありますが、国語として固有の言語を保持する努力も必要だと思います。
- 著作権等問題はあるとは思いますが、HP上に外来語言い換え提案の語を公開していただければより広く周知できるかと思います。
- これだけの量の提案ですので、活用できそうです。
- 貴研究所のご努力には感謝いたしますが、外来語―言い換え語ともにしっくりこないケースもあります。
- 国や本市の施策展開等により、次々と外来語が用いられていく中で、その外来語を適切に言い換えるための作業が追いつかない状況にあります。貴所において、言い換えをご提案いただけることは大変有難いことと感じており、定期的な言い換え例の追加・更新を希望します。
- 日本語に無い概念を表す外来語はますます増えていくと思われるので今後も定期的に言い換え提案をしていただきたい。
- 今後も適切な用語使用のため貴職の提案を希望する。
- 理解度の低い外来語の使用を抑止するためには、国や自治体の努力だけでは不十分であることから、広く民間へも同様の働きかけを行ってほしい。/近年の外来語のはん濫は、国の外来語の使用に対する姿勢にも、一因があると思う。
- ホームページにて、閲覧できるため、扱いやすいと思う。ひとつひとつ見ていくと誤った認識をしていたことに気付き、改めて、正しい外来語の用い方に留意しなければならないと思う。引き続きの研究を切に要望いたします。
- 理解度について60歳以上が別記されているのがありがたいです。冊子については、A5サイズくらいの方が見やすい(手に取りやすい)と思います。問2で「どちらとも」に○をつけたのは、民間でもこのような冊子がでているので、出版にかかる費用などを考えると民間にまかせたほうが…と思ったためです。
- 普段何気なく使っていた外来語の意味を再認識することが出来、大変意義のあるものだと思います。しかし、自治体においても、まだまだ浸透されていないのが現状だと思われます。今後、報道機関等にも働きかけ、自治体だけでなくすべての分野で浸透することが望まれます。
- 言い換え提案の冊子とは別に、一覧となった簡易な表みたいなものがあると便利だと思います。冊子内容はとてもわかりやすく、充実しているので、今後も継続してほしいです。
- より広い範囲(年齢、地域、職業、社会集団等)の人々の理解や同感を得られるような言い換え例を今後も提案していただけるよう、期待しています。
- 非常に参考になりました。自治体単位では、用語を定義する知識、人材に乏しく、また、全自治体で同じ用語を使うことができると思われますので今後とも継続していただきたいです。
- 市町村レベルでは、それほど外来語が多いとは思わないが、国レベルになると、かなりの数の外来語が使用されている印象があるので、国レベルでの取り組みが必要だと思います。
- 全庁に広め、活用するには至ってはいませんが、一部では文書の作成時に参考にさせていただいています。
- 「分かりにくい外来語」は、主に国の省庁やマスコミ等において使用されることが多く、地方自治で使うことはあまりないのが現状である。 したがって、このような「提案」は、国やマスコミ等に対して行い、使うことを自粛させるべきである。
- 非常にわかりやすい内容でしたので、今後活用させて頂きます。ただし、言い換えをするかどうかは未定です。
- 適切な言い換えを実施することは重要なことであると認識していますが、それ以前の問題として、国も地方自治体も報道機関も意味に関して共通の認識を持ち得ないような和製外来語を好んでこれ以上産出しない、情報を受け取る側も不明瞭な言葉の上に物事を理解したつもりにならないよう心掛けるべきではないでしょうか。広範で不確かな概念の中で語られる一部の重大な真実を見落とさないようにするための道は、ほかにないものと思われます。
- 現在の用例と会話上の用例を増やしてほしい。
- 外来語の言い換え提案は、役所だけが参考になるものでなく、市民にとっても非常に参考になる書籍になると思うので、是非市販し、広報活動に頑張ってください。また、市販本を楽しみにお待ちしております。
- 日本語及び外来語が多様に変化する現在において、最新の情報を、引き続き報告・提供していただきたいと思います。
- 「言い換え提案」は大変参考になります。
- 万人にわかることにこだわるあまり、若い世代には逆に理解しにくい状況も生じているように思う。ただ、外来語の安易な導入に一定の制約を設けるためにも、こういう提案には意義があると思う。(20代職員)
- 本書を拝見し、日常、当たり前のように使っていた「外来語」について、改めてその使い方、言い換え方の難しさを考えさせられました。市が作成する計画書や提案書には、往々にしてこれら「外来語」を使いがちでしたが、最近はページ枠外に解説欄を設けるなどの工夫も見られるところです。いずれにしても、非常に参考になったとともに、日本語で伝える大切さ、分かりやすさにも目を向けていかなければならないと感じました。
- 最近、「外来語」を使うことが多く、これからも増えて行くと思われますので、今後ともよろしくお願いします。
- 早速、利用させていただきます。4段階の理解度が示されているので、参考になり、助かります。速報的な情報も、ホームページ上で提供していただければ幸いです。
- 今後も収録語を充実していっていただきたい。
- 御提供くださり大変ありがとうございます。有効に活用させていただきます。
- 前回の自治体アンケート結果にも表されているが、「外来語言い換え提案」以外に、役所の使用言語の使い方の指針や分かりやすい言語を用いた文書の作成についての指針を示してほしい。
- この冊子を見れば、ひと目で分かりますので、たいへん勉強になります。今後も活用させていただきます。
- 外来語を日本語に言い換えるものは他の本等でも出版されているので、日本語を外来語に言い換えるものがあると参考になる。
- 余談で申し訳ありませんが、私は正しい日本語を使いこなせる日本人になりたいと強く願っている者です。今後とも御指導よろしくお願いいたします。
- 各自治体間で言い換えを行ったり、行わなかったりするのは、混乱しますので、公用文における言い換え基準を示すよう国に働きかけていただきたい。
- 住民に対する言葉遣いについて、指針を示して欲しい。
- 郡部
- 特に官公庁の公的な文書や多数を対象とする新聞、放送などに外来語が頻繁に現れることは、誰もが必要な情報を共有するという点で多くの問題を含んでいるように思う。外来語はもっと分かりやすく言い換えたりする工夫が必要であると思う。
- 普段外来語を使用する時、住民への配慮よりも、使用する側の使いやすさを優先しているように思われるので、むやみに多用することのないように、また、言い換えや注釈など理解しやすいように工夫が必要だと思います。しかし、実際当町で組織的に行うには、職員自らの外来語に対する理解を高めていかないと難しいと思います。
- 言葉は絶えず変化しますので、使わなければ死語になるため、将来を見据えて必要なものは、日本語への言い換えや和製化することも大切だと思う。
- 現在、不必要と思われる外来語が多く使われていると思う。その外来語を使う人たちはどんな人たちなのか、つまり外来語の発信源はどこなのか、貴研究所であればすでに予測がついていると思われる。そのような人たちに不必要な外来語を使わないように働きかけていただきたい。そもそも外来語の言い換えなどしなくてもよい社会があたり前の姿であり、その原因を追究し、対策を早急に講じるべき。
- 公文書(特に各種計画書等)を作成する際に外来語を使用しており、それを住民にわかり易くという意味で、そのページの下の方に注釈をつけて解説をしている。そういう手間を省くためにも初めから「言い換え」を使用すべきではないかと思っている。言い換えの方がわかりやすい。
- 言い換えを組織的に行うということはしておりませんが、インターネット、ホームページで確認するなど、広報誌の編集に非常に参考になります。とかく、意味もなく難しい外来語等がIT、経済などで聞かれますので、言い換えの取組みは必要と思います。継続をよろしくお願いします。
- 外来語が今後多く利用されると予想されることに伴い、逐次の「外来語言い換え提案」があってもいいのではと考えます。
- まず、国の機関が安易に外来語(またはその”もどき”)の使用を開始しないよう、強く働きかけて欲しい。
- 外来語を片仮名表記する場合、隣に英語表記も併せて記載した方が、分からない文言を自分でも調べる事ができるので、よいと思います。
- A4版1枚ぐらいの概要版を作成してほしい。
- HP上でもう少し外来語の検索が簡単にできれば良いと思います。
- 今回の総集編は大変参考になりました。広報紙の執筆・編集等においては、各担当者が分かりやすく言い換えたり説明を付けたりしていますが、やはり組織として行う必要があると思います。今後も参考資料等の送付をお願いいたします。
- 外来語での表現は自分の意図することがあいまいな場合に使用するのに便利であり雰囲気で伝えるには良いが正確さに欠ける気がする。言い換えということにとどまらず、正確な日本語を伝えるためにもこうしたことは続けていただきたい
- 上記問7のように日常的に外来語の使用頻度はほとんどありませんが、分かりにくい言葉が出てきたら、この提案書を参考とさせていただきます。
- これからも提案していただきたい。
- 今後とも現在の活動を引き続き行っていって欲しいと思います。
- 日本語は本来、輸入された字に音をあてはめて成り立っているので、どんどん外来語を入れて日本語としてしまっていいように感じます。言い換え提案は意味を知る術として重宝されるべきだと思います。
- 「アイデンティティ」「ノーマライゼーション」等もともと日本語にないと思われる言葉については、定義を明確にしたうえで、そのまま使用するのも一つの方法かと思います。また、「会議」より非公式な打合わせの意味でわざと「カンファレンス」を使う場合もありますし、同格の相手、同等の職といった意味を表現するため「カウンターパート」と言う場合に、「対応相手」としてしまうと、意図がよく伝わらないおそれがあります。 外来語の濫用はまずいと思いますが、従来の日本語と差別化したうえで使用することは、表現の幅が広がる場合がある
- 国として、外来語の使用を極力減らす努力をしてほしい。日本語で十分使用可能な言語も多い。
- 新しい外来語、特に行政関連用語は、主に国の省庁から使用され始めることが多い。しかも、そのほとんどが我々にとっては脚注なしでは理解できないものが多いので、省庁に対する、何らかの使用制限ができないものかと思う。こうした外来語は、民間において使用され、それが定着した後に官が使用すべきと考える。
- 各種計画書の作成において、外来語を使用し注釈として表示することが必要です。言い換え提案は今後も必要なものだと考えます。
- 「『外来語』言い換え提案」の送付ありがとうございます。今後活用していきたいと思います。
- 高齢者の多い当村においては、非常に参考になると思います。又、役立つ冊子です。ありがとうございます。
- 今後頂いた資料を参考に、広報等の業務を行わせていただきます。職員にもホームページの周知を行いましたので、文書の言い換えが進むのではと思います。
- 常日ごろ、ホームページでのチェックは行っており、本冊子も職員回覧に付したり、簡易に見れるような場所に置くこととしている。
- 日本語教育の大切さを教育行政の最優先課題とすべき。外国語(英語)教育の小学校導入を必要なしとする行政展開が必要。
- 最近は「ここが変だよ日本語」などの本が出ているが、日本語の最近の乱れなどを例題に、日本語についての研究成果を広く一般に公表してほしい。既に公表されているならば、広く一般に周知してほしい。
- A5版以下くらい、文庫サイズくらいでの冊子本になれば、もっと持ち運びしやすいし、見やすくなると考えます。
- 国民の大半が理解できる外来語なら使用しても良いと考えるが、分かりにくい外来語を国が率先して使用していると思われる。提案でなく、官公庁への指導を求める。
- 人的・時間的問題から中々こういった活動を行えないのが当町の現状です。しかし広報などで分かり易い表現をする為に御研究所の資料が非常に参考になりました。
- やはり、行政がカタカナ言葉を使わないように(特に中央省庁)すれば、地方自治体も自然に分かりにくい言葉を使わなくてすむようになると思う。
- よく聞く外来語でも意味を問われるとなんとなくしか理解していない事にあらためて気づかされました。この提案は非常に分かりやすく、皆に読んでほしいと思いました。
- 国語辞書ぐらいの大きさが使いやすい。
- 役所に指導することも大切だが、マスコミにもっと指導した方がよいのではないか?多くの人が、マスコミから影響を受けると思うから。
- 私は、広報を担当していますが、広報誌等作成の際に、今後は意識しながら、取り組んでいきたいと思う。国立国語研究所の今後の活動を応援しています。
- 私個人としては、今後分かりやすい言葉に言い換えることを積極的に行っていきたいと考えている。(私自身が意味の分からない語が多いので)部署、自治体レベルでとなると難しいのではと考えます。逆に、外来語の意味を勉強して、慣れていかないといけないなあとも感じています。ただ変な役所言葉などは、住民に対してなど分かりやすく努めていかないといけないですね。
- 今のところ言い換えが必要なほど、文書等には使われていないが、参考になるので、貴研究所の取り組みと資料の提供は続けてほしい。
- 参考になるとの意見があったことを申し添えます。
- 今回はじめて拝見しましたが、非常に参考になりました。町の総合計画等への活用などを検討しております。
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最終更新日: 2006-08-31 (木) 11:09:36