「病院の言葉」を分かりやすくする提案

病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする 具体的な工夫について提案します。

設立趣意書

縫合不全

→表の見方・データ利用に関する注意

できごと
(カレンダー調査の問4)
注意していること,工夫していること。その理由
(リクルート調査の問2,カレンダー調査の問5)
手術前の説明の際に、合併症としての縫合不全の話をしたところ、理解していないようであったため、つないだ腸管がうまくつかず漏れを生じてしまうことと説明した。 文章には縫合不全と書くが、説明の際には図に示し、上記のように説明するようにしている。
術前説明にて、吻合時の合併症で縫合不全があることを説明したが、なかなかわかってもらえるように説明できなかった。 腸がうまくつかず治らない旨を丁寧に説明した。
  カルテや病状説明用紙には「膿瘍」、「縫合不全」と書くが、必ず説明するときには「膿のたまり」や「縫った部分がほころんでしまうこと」などと簡単な言葉で言い換えるようにしています。
術前のICでは必ず使います。 専門用語の後に必ず、平易な言葉を用いて言い換えます。平易な言葉だけだと医療人の信頼に欠けると感じるから。
術後に縫合不全となった患者と家族に病状を説明した際、手術が失敗したのかという表情をされた。 術前の説明で、どんな人にも起こる可能性がある事、どんな上手なひとが手術しても起こる事がある事を重々説明するようにしている。

*本ページの「病院の言葉」にかかわる調査データを引用する場合は,必ず出典を明示してください。

©2008 The National Institute for Japanese Language