「病院の言葉」を分かりやすくする提案

病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする 具体的な工夫について提案します。

設立趣意書

敗血症

→表の見方・データ利用に関する注意

できごと
(カレンダー調査の問4)
注意していること,工夫していること。その理由
(リクルート調査の問2,カレンダー調査の問5)
緊急手術を行ったが、状態悪く敗血症となったため、家族に説明を行った。肺炎などが、細菌による病気であることを家族もご存知であったが、この言葉は理解できなかった。 一つ一つの言葉を詳しく説明するよう心がけているが、あまり細かいことの説明にこだわると、全体の説明のポイントがずれてくるため、バランスを考えてお話ししている。
患者さんの死因で「敗血症」と説明したとき家族が何それという顔つきであり、血液の中にばい菌が入った極めて重症の病気と言い換えて説明した。 なるべく専門用語をわかりやすい言葉に置き換えて説明する。
新生児で、CRPが高値のため入院を説明すると、病名をそのまま敗血症といってしまい、肺に穴が開いて、血液が漏れる病気だと思われた。 字がなかなか浮かばなかったものと思います。血液中に細菌が入って放置しておくと命にかかわる病気という説明を付け加えました
敗血症になっていると伝えたが、言葉で言っただけだったので、あとで聞いたら「肺が結晶になっている」と思っていたことがわかった。 説明するときには、紙に字を書いて説明するようにしている。
  上記の専門用語はなるべくわかりやすい言葉に置き換えて話すようにしています。敗血症はばい菌が血液の中に入った状態で非常に危険な状態。

*本ページの「病院の言葉」にかかわる調査データを引用する場合は,必ず出典を明示してください。

©2008 The National Institute for Japanese Language