「病院の言葉」を分かりやすくする提案

病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする 具体的な工夫について提案します。

設立趣意書

根治

→表の見方・データ利用に関する注意

できごと
(カレンダー調査の問4)
注意していること,工夫していること。その理由
(リクルート調査の問2,カレンダー調査の問5)
治療法の選択について説明していたとき、手術で根治が期待できると説明したところ「根治って何ですか?」と聞き返された。 完治と言い換えたら理解してもらえた。
  「根治」という言葉は患者にとって理解できないことが多く、「根治」ということばを使ったときは、「根治」というのは完全に治って、病院で治療しなくて良くなった状態を指すことを説明するようにしている。
  100%ということはないので、医学的にはほとんど使えないが、一般的にはよく使われる。
前立腺癌の根治と保存的療法についての説明のときに「根治的治療」とは手術を含めた包括的な治療であることをなかなか理解していただけなかった。 根治術とは再燃・再発なく癌死のない状態である・・・などと話しても大変である。
  がんは必ずしも根治するわけではなく、医療とは不確実なものであるという点。

*本ページの「病院の言葉」にかかわる調査データを引用する場合は,必ず出典を明示してください。

©2008 The National Institute for Japanese Language