「病院の言葉」を分かりやすくする提案

病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする 具体的な工夫について提案します。

設立趣意書

挿管

→表の見方・データ利用に関する注意

できごと
(カレンダー調査の問4)
注意していること,工夫していること。その理由
(リクルート調査の問2,カレンダー調査の問5)
  まず挿管の意味が理解できない。理解した後は気管内チューブは家族の希望では抜くことが出来ない場合があると説明してもなかなか納得してくれない。挿管するときには、助かる可能性があるときには積極的に勧める。そうでないときには家族に十分説明をして、挿管しないようにしている。
末期の患者さんの家族に、呼吸不全に陥ったとき挿管するかどうか質問した時に、理解出来ていない様だった。 口から管が入って、などと、具体的に説明するようにした。
ターミナルの患者さんのご家族に説明する際に、人工呼吸のための挿管を希望するか聞いた時に、理解されなかったため、気管にチューブを入れて呼吸を助ける処置と説明した。 文章には挿管と書き、説明の際には具体的に気管内にチューブを入れる処置であることを説明している。
呼吸不全末期患者の家族に挿管を希望するかとどうかを尋ねた時に、理解できていなさそうな雰囲気だったので、人工呼吸器の空気を肺に送る管と追加説明した。 具体的な使用法や声が出せないなどのデメリットも説明するようにした。
手術前の説明にて麻酔時に気管内挿管を行って全身麻酔を行いますとの説明であったが、何か口の中に管が入るの?という反応であった。 麻酔中は手術のために眠ってもらうが呼吸も止まってしまいます。だからちゃんと息ができるように口から肺に行く道に管をいれて機械で息をさせます。と説明しています。

*本ページの「病院の言葉」にかかわる調査データを引用する場合は,必ず出典を明示してください。

©2008 The National Institute for Japanese Language