「病院の言葉」を分かりやすくする提案

病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする 具体的な工夫について提案します。

設立趣意書

浸潤

→表の見方・データ利用に関する注意

できごと
(カレンダー調査の問4)
注意していること,工夫していること。その理由
(リクルート調査の問2,カレンダー調査の問5)
胃癌の説明をする際に、深達度等から進行度合いを説明しようとして、浸潤という言葉をつかったが、理解出来ていない様だった。 絵を描いて説明する。わかりやすいと思うから。
手術で癌が周囲組織に浸潤していることを説明したが、理解されていないようであった。 出来るだけ噛み砕いた言葉で説明しようとしているが、噛み砕くとかえって説明が難しいことがある。
肺癌の浸潤について話そうと思ったが、おそらく理解できないと思い、言葉をかえた。 周りに広がっているということばにかえた。
手術の説明の時に、がんの浸潤範囲を説明する際に「がんの拡がり」という言葉に置き換えて説明を余儀なくされた。 浸潤は「直接の拡がり」、転移は「血液やリンパの流れに入ってがんが飛んで拡がる事」と言うように老人にも判る言い方に変えて説明するように心がけている。

*本ページの「病院の言葉」にかかわる調査データを引用する場合は,必ず出典を明示してください。

©2008 The National Institute for Japanese Language