「病院の言葉」を分かりやすくする提案

病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする 具体的な工夫について提案します。

設立趣意書

ウイルス

→表の見方・データ利用に関する注意

できごと
(カレンダー調査の問4)
注意していること,工夫していること。その理由
(リクルート調査の問2,カレンダー調査の問5)
風邪がばい菌で起こると解釈している患者にウイルスといっても理解していない。 治療に結び付けて説明する。ウイルスには抗生剤は効きません。
  抗生剤を投与する場合、ウイルスと細菌の違いを説明しないと駄目だが、混合している患者が多く、説明が難しい。
  風邪には抗生剤が必要と思っている保護者がおり、ウイルスによる風邪と説明して抗生剤を処方しなかったために後から抗生剤がほしいと言われた。ウイルスには抗生剤が効かないということ、ふつうの風邪には抗生剤は必要ない、ということを説明するようにしている。
発熱の原因がウイルス感染の可能性があり風邪のウイルスと説明したところ風邪の菌ですかと聞き返された。 患者さんはウイルスと菌の区別がつかないと思われるのでウイルスと菌の違いを丁寧に説明する必要がある。
口唇単純ヘルペスの説明。ウイルスが粘膜に進入して発疹を起こすことを説明しようとしたが、あまりうまくできなかった。 病原体の一種としか説明していない。
ヴィールス感染で、こじれていませんというと、上記{=問3の回答:患者やその家族の表情や態度から、理解していないことがうかがえたから}のような反応をされた。 ウイルス感染のほうがわかり易いということがわかった。

*本ページの「病院の言葉」にかかわる調査データを引用する場合は,必ず出典を明示してください。

©2008 The National Institute for Japanese Language