「病院の言葉」を分かりやすくする提案

病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする 具体的な工夫について提案します。

設立趣意書

リスク

→表の見方・データ利用に関する注意

できごと
(カレンダー調査の問4)
注意していること,工夫していること。その理由
(リクルート調査の問2,カレンダー調査の問5)
検査のリスクといったところ、それが理解されていなかった。 危険度などと付け加えるようにしている。
手術のリスクはいろいろある、といった場合の不確定要素であるニュアンスが伝わらない。 こういう困ったことがおこるかもしれないし、大丈夫かもしれない、やってみないとわからない、という説明にする。
  この治療をしたら自分はよくなるか悪くなるかと言われるが、リスクがどれだけ少なくなるといっても理解してもらえない。よくなるほうに入る確率を上げましょうといっているが理解できていない人もいると思う。
心房中核欠損の手術の既往歴のある患者で、今回開腹手術予定、かなり昔の手術で循環器内科コンサルトにて精査し手術可能であるが、周術期には循環動態等注意とのコメントあり、手術のリスクはそれほど高くないが、ちょっと注意が必要である旨を説明したところ、手術のリスクが高いと考えたようで、大丈夫なんですよねと言って予約外で再来した。 絶対大丈夫ということはどんな場合にも手術にはないことや、何らかの合併症が起こることは極めて稀だが絶対ないとは言えないことなど時間をかけて説明するが、時に大丈夫なんですねとだけ聞いてくる方がいる。
  リスクや合併症に関しては、医師の過失がなくても起こることがあることを注意して話している。

*本ページの「病院の言葉」にかかわる調査データを引用する場合は,必ず出典を明示してください。

©2008 The National Institute for Japanese Language