「病院の言葉」を分かりやすくする提案

病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする 具体的な工夫について提案します。

設立趣意書

化学療法

→表の見方・データ利用に関する注意

できごと
(カレンダー調査の問4)
注意していること,工夫していること。その理由
(リクルート調査の問2,カレンダー調査の問5)
化学療法を行うというと、それは何ですか、特殊な治療ですかと聞き返された。 抗がん剤による治療といったほうがわかりやすい。
抗癌剤を使用して、化学療法を開始しますと説明。 抗癌剤治療と話したほうがわかりやすい。
  化学療法は「抗癌剤による点滴(内服)治療」の方がわかりやすい。
術後のアジュバントとしての化学療法を行う際の説明で,理解されてないと思われたため,抗癌剤を用いる治療のことであると説明した。 化学療法といっても抗癌剤を投与するとすべての方が理解できるわけではないため,具体的な薬の名前および目的をふまえ,抗癌剤という点を強調して説明するようにしている.
抗がん剤という言葉をやや柔らかに表現するつもりで「化学療法」という言葉を使用するが、結局理解してもらえない。 最終的には抗がん剤の説明をするため、化学療法とは発語しないようになった。
「化学療法を行います」と伝えて、わかりましたといった患者が、あとから、「え、これは抗がん剤なんですか?」と言った。 なるべくわかりやすいように、「抗がん剤」という言葉を使うようにしている。
77歳の子宮体癌の術後の患者さんへの説明で、追加治療として、化学療法・・・がありますと、話したところ。化学療法とは?と聞き返されて。 突然、抗癌剤というと、非常に落ち込むことが多いので、化学療法と話したが、患者さんによっては、はっきり抗癌剤を使用する治療であると言ってます。
化学療法を解するに当たり、副作用が強いのではないかと否定的な意見が多い。 出来るだけ具体的に話をする。

*本ページの「病院の言葉」にかかわる調査データを引用する場合は,必ず出典を明示してください。

©2008 The National Institute for Japanese Language