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よろよろ
よろよろ
<どう使う?>
1.
おじいさんが
よろよろ
歩いている。
2.
あっちへ
よろよろ
,こっちへ
よろよろ
する。
3.
ボクサーが
よろよろ
と倒れる。
文例
1.
横断歩道を渡っていたら,90歳ぐらいのおじいさんが
よろよろ
歩いていたので,危ないと思って手をとって一緒に渡ってあげた。
<もっとくわしく>
よろよろ
歩くというのは,後ろから見るとまっすぐ歩いていなくて,少し右や左のほうに行ってしまったり,足がどんどん前に出ないで歩くスピードも遅くなったりすることです。90歳ぐらいになっても速くしっかり歩くことができる人もいますが,たいていは
よろよろ
歩くことになります。
2.
小学校1年生のとき,初めて自転車に乗る練習をした。最初はなかなかスピードが出ないため,あっちへ
よろよろ
,こっちへ
よろよろ
してしまってこわかった。
<もっとくわしく>
自転車はある程度スピードがつけばまっすぐ走ることは簡単です。でも初めて乗るときは,まだ速くペダルもこげないのでスピードが出ません。それでよけいにまっすぐ走れないで右や左に
よろよろ
してしまうのです。
3.
ボクシングの試合で,チャンピオンのパンチを受けた挑戦者のボクサーは,
よろよろ
とリングに倒れてしまった。
<もっとくわしく>
ボクシングで,相手に強いパンチを受けると,まっすぐ立っていられなくて
よろよろ
と倒れてしまうことがあります。
よろよろ
と倒れるというのは,急にばたんと倒れるのではなく,足が少しだけ前や横に出て
よろよろ
と歩いたあと倒れるという感じです。
<会話を読んでみよう>
1)
[電車のホームで] A,B:女子大生
A:
あのおじいさん,なんか
よろよろ
と歩いてるけど,大丈夫かなあ
B:
そうだね。ホームのあんな端っこを歩いてたら,落ちそうでこわいよ。
A:
うん,だれか家族とかいっしょにいないのかなあ。
2)
[病院で] A:看護師 B:入院患者(60代男性)
A:
小林さん,じゃ,ちょっと起きてみますか。
B:
ああ,でも,ずっと寝てたから,なんだか足元が
よろよろ
しそうで・・・。
A:
そうですか。ゆっくりでいいですから,気をつけて立ってみましょう。
B:
はい。
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