巻三

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和名類聚抄巻三

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凡例
1.本文は、所在（巻数、部、類・具・国郡等、丁数表裏行数）、見出し語、注文の順に示した。
2.各巻冒頭の目録部分をはじめとする部類等は省略した。
3.所在、見出し語、注文の区切りはタブ文字で示した。
4.漢字は常用漢字新字体によることを原則とした。ただし、注文内で字体注記関連の区別が必要な場合は、例外的に新字体以外を用いた。以下に示す。
　巻3 腰 説文云𦝫［於宵反或作腰和名古之］（後略）
　巻10 関木 説文云關［古還反字亦作関俗云貫乃木］（後略）
　巻10 関 蔡邕月令章句云關［古還反字亦作関日本紀私記云関門也世岐度］（後略）
　巻14 蚕 説文云蠶（中略）虫吐糸也俗為蚕字
　巻16 杯盞 兼名苑云杯一名巵［盃亦作杯巵音支和名佐賀都木］（後略）
　巻19 蚕［䖢附］ 説文云蠶［昨含反俗為蚕和名賀比古］（後略）
　巻20 桑 玉篇云桑［音荘字亦作桒和名久波］（後略）
5.Unicodeで表現できない文字は〓を用い、可能な限り〔　〕内に構成を示した。　〔例〕塳〓〔土＋思〕
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巻3・形体部第8・頭面類第30・1丁裏1行目 首頭 釈名曰首［音䭭和名加宇倍］始也頭［度侯反訓上同一云賀之良］独也言処体而独貴也
巻3・形体部第8・頭面類第30・1丁裏3行目 顱［髑髏附］ 文字集略云顱［落胡反字亦作髏和名加之良乃加波良］脳盖也玉篇云髑髏［独婁二音俗云比止加之良］頭骨也
巻3・形体部第8・頭面類第30・1丁裏6行目 脳 説文云脳［奴道反］作𦠊［和名奈豆岐］頭中髄脳也
巻3・形体部第8・頭面類第30・1丁裏8行目 𩔨会 針灸経云𩔨会一云天䆫［𩔨音信字作囟和名阿太万］一云䫜［於交反訓上同］
巻3・形体部第8・頭面類第30・2丁表1行目 頂𩕳 陸詞曰顚［天反訓伊太々岐］頂也𩕳［音寜］頭上也
巻3・形体部第8・頭面類第30・2丁表3行目 䫦 文字集略云䫦［古盍反和名加波知］䫦車也
巻3・形体部第8・頭面類第30・2丁表4行目 蟀谷［髪際附］ 針灸経云耳以上入髪際一寸半有二穴応嚼而動謂之蟀谷［和名古米加美］髪際［加美岐波］
巻3・形体部第8・頭面類第30・2丁表7行目 雲脂 墨子五行記云頭垢謂之雲脂［和名加之良乃安加一云伊呂古］
巻3・形体部第8・頭面類第30・2丁表9行目 胲 音改師古漢書注云胲頰内也
巻3・形体部第8・頭面類第30・2丁裏1行目 顔面 四声字苑云顔［五姦反訓与面同］眉目間也遊仙窟云面子［師説加保波世一云保々豆岐］
巻3・形体部第8・頭面類第30・2丁裏3行目 額 楊雄方言云額［五陌反和名比太比］東斉謂之顙［蘇朗反］幽州謂之顎［五各反］
巻3・形体部第8・頭面類第30・2丁裏5行目 頰［頰骨附］ 野王案云頰［音挟和名豆良一云保々］面旁目下也玉篇云顴［権反和名豆良保禰］頰骨也或云輔車
巻3・形体部第8・頭面類第30・2丁裏8行目 靨 淮南子注云靨［業反和名恵久保］面小下也
巻3・形体部第8・頭面類第30・3丁表1行目 頷［頷骨附］ 方言云頥［恰反］謂之頷［胡感反上声之重字亦作顄和名於止加比］野王案云顄車［和名岐保禰］頷骨也
巻3・形体部第8・頭面類第30・3丁表4行目 頸 陸詞切韻云領［冷反］頸也頸［居井反和名久比］頭茎也
巻3・形体部第8・頭面類第30・3丁表6行目 胡 釈名云咽下垂曰胡［和名之太久比］
巻3・形体部第8・頭面類第30・3丁表7行目 項 陸詞云項［胡講反和名宇奈之］頸後也公羊伝注云斉人項謂之脰［田候反］
巻3・形体部第8・耳目類第31・3丁裏1行目 耳 孫愐切韻云耳［和名美々］聴声者也
巻3・形体部第8・耳目類第31・3丁裏2行目 耳埵 弁色立成云耳埵［和名美々太比埵丁果反］
巻3・形体部第8・耳目類第31・3丁裏3行目 完骨 針灸経云完骨［和名美々勢々乃保禰］耳後大骨也
巻3・形体部第8・耳目類第31・3丁裏5行目 目 釈名云目黙也黙而内識也
巻3・形体部第8・耳目類第31・3丁裏6行目 眼［眼皮附］ 広雅云眼［五簡反和名万奈古］目子也一云瞳［童反訓同上］遊仙窟云眼皮［師説万比岐一説万奈古井］
巻3・形体部第8・耳目類第31・3丁裏9行目 矊 文字集略云矊［綿反和名久呂万奈古］瞳子黒也
巻3・形体部第8・耳目類第31・4丁表2行目 眸 広雅云眸［莫侯反和名比止美一云訓与眼同］目珠子也
巻3・形体部第8・耳目類第31・4丁表4行目 瞼 唐韻云瞼［居儼反和名万奈不太］目瞼也
巻3・形体部第8・耳目類第31・4丁表5行目 眶 唐韻云眶［匡反和名万奈加布良］目眶也
巻3・形体部第8・耳目類第31・4丁表6行目 眦 広雅云眦［在詣反又才賜反和名万奈之利］目裂也遊仙窟云眼尾［師説訓同上］
巻3・形体部第8・耳目類第31・4丁表8行目 眵 唐韻云眵［充支反和名米久曽］目汁凝也
巻3・形体部第8・耳目類第31・4丁表9行目 涕涙［承泣附］ 説文云涕涙［体類二反和名奈美太］目汁也黄帝内経云目下謂之承泣［急反和名奈美太々利］
巻3・形体部第8・耳目類第31・4丁裏3行目 耵 孫愐云耵［音頂］聹［乃挺反］耳垢也［和名美々久曽］
巻3・形体部第8・鼻口類第32・4丁裏6行目 鼻［嚏附］ 陸詞切韻云鼻［秘反和名波奈］面中岳也漢書注云高祖為人隆凖［准反］応劭曰隆高也李斐曰凖鼻也玉篇云嚏［丁計反和名波奈比流］噴鼻也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁表1行目 齃 説文云齃［烏曷反字亦作頞和名波奈久岐］鼻茎也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁表3行目 鼻柱 黄帝内経云木溝在鼻柱下［和名波奈波之良］
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁表5行目 衄 説文云衄［女鞠反和名波奈知］鼻出血也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁表6行目 洟［挮字附］ 字書曰洟［夷反和名須々波奈］鼻液也文字集略云挮［他礼反又他細反俗云波奈加無］以手去鼻洟也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁表9行目 口 野王案口［苦后反］所以言食也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁裏1行目 舌 四声字苑云舌［音切之多］
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁裏2行目 人中 黄帝内経云木溝即人中也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁裏3行目 唇吻 説文云唇吻［上音旬久知比留下音粉久知佐岐良］
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁裏4行目 縦理 史記云縦理［如字入縦理口餓死之相也］
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁裏5行目 歯［齔字附］ 説文云歯［始反和名波］口中折骨者也齔［初覲反去声之軽和名波加久］毀歯也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁裏7行目 板歯 弁色立成云板歯［和名奴加波楊氏説同之］
巻3・形体部第8・鼻口類第32・5丁裏8行目 牙 広雅云機謂之牙［魚加反和名岐波］一云在歯後最近輔車者也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・6丁表1行目 齨 説文云齨［舅反上声之重和名宇須波］老人歯如臼也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・6丁表3行目 齗 玉篇云齗［魚斤反和名波之々］歯之肉也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・6丁表4行目 腭 唐韻云腭［音萼字亦作咢和名阿岐］口中上腭也
巻3・形体部第8・鼻口類第32・6丁表6行目 咽喉 説文云咽［於前反哽咽之処音悦］謂之嗌［益反］爾雅云喉［侯反］謂之嚨［籠反和名乃無止］
巻3・形体部第8・鼻口類第32・6丁表8行目 吭 史記云絶亢而死［亢音胡郎反又去声亦唐韻従口作吭訓上同俗云乃無止布江］
巻3・形体部第8・鼻口類第32・6丁裏1行目 唾 考声切韻云唾［湯臥反和名豆波岐］口中津也
巻3・形体部第8・毛髪類第33・6丁裏4行目 毫毛 陸詞云毛［旄反］膚毫也毫［胡高反］長毛也
巻3・形体部第8・毛髪類第33・6丁裏6行目 鬢髪［髪根附］ 説文云鬢［卑吝反］頰髪也野王案髪［発反和名加美］首上長毛也蘇敬本草注云髲［仁詣音義云音被楊云操髲作採𩮀走孔反又私国反和名加美乃禰今案楊説是也髲者頭髲見容飾具］髪根也
巻3・形体部第8・毛髪類第33・7丁表2行目 䭮 唐韻云䭮［払反俗云奴加々美］額前髪也
巻3・形体部第8・毛髪類第33・7丁表3行目 髻［鬟附］ 唐韻云髻［計反和名毛止々利］鬟也四声字苑云鬟［音還和名美豆良一云訓上同］屈髪也
巻3・形体部第8・毛髪類第33・7丁表5行目 鬌 文字集略云鬌［丁果反和名須々之呂］小児剪髪所余也
巻3・形体部第8・毛髪類第33・7丁表7行目 髭鬚 説文云髭［子移反和名加美豆比介］口上鬚也鬚髯［上音須下音冉和名之毛豆比介］頥下毛也
巻3・形体部第8・毛髪類第33・7丁表9行目 眉 説文云眉［麋反和名万由］目上毛也
巻3・形体部第8・毛髪類第33・7丁裏1行目 睫 四声字苑云睫［接反字亦作䀹和名万豆介］目瞼毛也
巻3・形体部第8・身体類第34・7丁裏4行目 身 唐韻云身［式神反］躬［音弓又作躳］軀［音区訓与身同］
巻3・形体部第8・身体類第34・7丁裏6行目 肢体 野王案肢［章移反字亦作𨈛和名衣太］四体也体［他礼反字亦作躰］猶形也有形之総称也
巻3・形体部第8・身体類第34・7丁裏9行目 𩩲𩨗 広雅云𩩲𩨗［二音曷亐針灸経云欠盆骨肩骨也和名加太乃保禰］
巻3・形体部第8・身体類第34・8丁表2行目 肩 陸詞云肩［堅反和名加太］髆也髆［榑反字亦作膊］肩也
巻3・形体部第8・身体類第34・8丁表4行目 胛 四声字苑云胛［甲反和名加伊加禰］肩之下也
巻3・形体部第8・身体類第34・8丁表6行目 腋 唐韻云腋［液反和名和岐］肘腋也四声字苑云脇［虚業反字亦作胠又与脅同］腋下也
巻3・形体部第8・身体類第34・8丁表8行目 背 玉篇云脊［跡反和名世奈加］背也
巻3・形体部第8・身体類第34・8丁表9行目 胸臆 唐韻云胸［許容反］膺［於陵反］臆［於力反和名無禰］也
巻3・形体部第8・身体類第34・8丁裏2行目 乳 "考声切韻云乳［而主反和名知］母所以飲子之汁也
"
巻3・形体部第8・身体類第34・8丁裏4行目 腹 野王案云腹［複反和名波良］所以容裹五蔵之者也
巻3・形体部第8・身体類第34・8丁裏6行目 膍臍 四声字苑云膍臍［鼙斉二反和名保曽俗云倍曽］腹孔也
巻3・形体部第8・身体類第34・8丁裏8行目 水腹 釈名云自臍以下謂之水腹或云小腹［和名古乃加美］
巻3・形体部第8・身体類第34・9丁表1行目 脅肋 四声字苑云脅肋［和名加太波良保禰］身傍之間也文字集略云肋［勒反和名太須介乃保禰］幹骨也
巻3・形体部第8・身体類第34・9丁表4行目 腰 説文云𦝫［於宵反或作腰和名古之］身中也遊仙窟云細細腰支［師説古之波勢］
巻3・形体部第8・身体類第34・9丁表6行目 膁 唐韻云膁［苦簟反和名於比之波利］腰左右虚肉処也
巻3・形体部第8・身体類第34・9丁表8行目 胯 唐韻云胯［袴反和名万太］両股間也
巻3・形体部第8・身体類第34・9丁表9行目 腿 宿耀経云左右腿股［腿音退和名宇知阿波世］
巻3・形体部第8・身体類第34・9丁裏1行目 臋［𡰪片附］ 唐韻云尻［苦部反和名之利］臋也［徒渾反俗云井佐良比］坐処也𡱰［音竺字亦作𡰪弁色立成云𡰪片之利無多今案鳥獣之尻也］尾孔也
巻3・形体部第8・身体類第34・9丁裏4行目 骨 野王案云骨［忽反和名保禰］肉之核也針灸経注云鳩尾骨臆前骨也
巻3・形体部第8・身体類第34・9丁裏6行目 髄 野王云髄［先累反和名須禰］骨中脂也
巻3・形体部第8・身体類第34・9丁裏7行目 筋力 陸詞切韻云筋［斤反和名須知］骨筋字従竹肉力也周礼注云力［呂職反］筋骸之強者也
巻3・形体部第8・身体類第34・10丁表1行目 孔竅 唐韻云竅「苦弔反孔竅並和名阿奈］穴也
巻3・形体部第8・身体類第34・10丁表2行目 汗 蔣魴云汗［寒反和名阿勢］人身上熱汁也
巻3・形体部第8・筋骨類第35・10丁表4行目 骨 詳見身体類
巻3・形体部第8・筋骨類第35・10丁表5行目 髑髏 詳見頭面類顱字下
巻3・形体部第8・筋骨類第35・10丁表6行目 完骨 詳見耳目類
巻3・形体部第8・筋骨類第35・10丁表7行目 輔車 輔或作䩉詳見頭面類頰字下
巻3・形体部第8・筋骨類第35・10丁表8行目 顄車 詳見頭面類頷字下
巻3・形体部第8・筋骨類第35・10丁表9行目 欠盆骨 詳見身体類𩩲𩨗字注
巻3・形体部第8・筋骨類第35・10丁裏1行目 鳩尾骨 詳見身体類骨字下［和名無奈保禰］
巻3・形体部第8・筋骨類第35・10丁裏2行目 髂 唐韻云髂［枯賀反和名古之保禰］腰骨也髖［寛反］両髂間也
巻3・形体部第8・筋骨類第35・10丁裏4行目 肋 詳見身体類
巻3・形体部第8・肌肉類第36・10丁裏6行目 肌 陸詞云肌［飢反和名加波倍］膚肉也
巻3・形体部第8・肌肉類第36・10丁裏7行目 膚 陸詞云膚［音夫字作肤和名波太倍］体肌也
巻3・形体部第8・肌肉類第36・10丁裏8行目 皮 釈名云皮［疲反和名賀波］被也被体也
巻3・形体部第8・肌肉類第36・10丁裏9行目 皴 唐韻云皴［七倫反和名之和］皮細起也
巻3・形体部第8・肌肉類第36・11丁表1行目 肉［腠理附］ 玉篇云肉［如陸反字亦作〓和名之々］肌膚之肉也淮南子云解肉必中腠［和名之々和岐］
巻3・形体部第8・肌肉類第36・11丁表4行目 膜 孫愐云膜［音与莫同和名太奈之々］肉内薄皮也
巻3・形体部第8・肌肉類第36・11丁表6行目 血脈 野王云血［決反和名知］肉中赤汁也脈［麦反和名知乃美知］肉中血理也
巻3・形体部第8・肌肉類第36・11丁表8行目 脂膏 唐韻云膏［高反］肪［方反］脂［旨夷反和名阿布良］也𦙽［蘇干反］方言云在腰之脂肪也
巻3・形体部第8・蔵府類第37・11丁裏2行目 五蔵 中黄子云五蔵肝心脾肺腎也
巻3・形体部第8・蔵府類第37・11丁裏3行目 肝 白虎通云肝［干反和名岐毛］木之精也色青
巻3・形体部第8・蔵府類第37・11丁裏5行目 心 白虎通云心火之精也色赤
巻3・形体部第8・蔵府類第37・11丁裏6行目 脾 白虎通云脾［俾移反和名与古之］土之精也色黄
巻3・形体部第8・蔵府類第37・11丁裏8行目 肺 白虎通云肺［廃反和名布久不久之］金之精也色白
巻3・形体部第8・蔵府類第37・12丁表1行目 腎 白虎通云腎［時忍反和名無良止］水之精也色黒
巻3・形体部第8・蔵府類第37・12丁表3行目 六府 中黄子云六府大腸小腸胆胃三膲膀胱也
巻3・形体部第8・蔵府類第37・12丁表5行目 大腸 中黄子云大腸［長反和名波良和太］為伝送之府
巻3・形体部第8・蔵府類第37・12丁表7行目 小腸 中黄子云小腸［和名保曽和太］為受盛之府
巻3・形体部第8・蔵府類第37・12丁表9行目 胆 中黄子云胆［都敢反和名伊］為中精之府
巻3・形体部第8・蔵府類第37・12丁裏1行目 胃 中黄子云胃［謂反和名久曽和太布久呂］為五穀之府
巻3・形体部第8・蔵府類第37・12丁裏3行目 三膲 中黄子云三膲［焦反和名美乃和太］孤立為中瀆之府
巻3・形体部第8・蔵府類第37・12丁裏5行目 膀胱 広雅云膀胱［旁光二反和名由波利不久呂］脬也唐韻云脬［胞反］腹中水府也
巻3・形体部第8・手足類第38・12丁裏8行目 手子 遊仙窟云手子［師説云太奈須恵］
巻3・形体部第8・手足類第38・12丁裏9行目 掌 四声字苑云掌［賞反和名太奈古々呂一云太奈曽古］手心也
巻3・形体部第8・手足類第38・13丁表2行目 拳 唐韻云拳［権反和名古不之］屈手也
巻3・形体部第8・手足類第38・13丁表3行目 指 唐韻云指［旨反和名由比俗云於与比］手指也扐［勒反和名於与比乃万太］指間也
巻3・形体部第8・手足類第38・13丁表5行目 腡 四声字苑云腡［落戈反和名天乃阿夜］手指文也
巻3・形体部第8・手足類第38・13丁表7行目 拇 国語注云拇［母反和名於保於与比］大指也
巻3・形体部第8・手足類第38・13丁表8行目 食指 左伝云食指［楊氏漢語抄云頭指比止佐之乃指］第二指也
巻3・形体部第8・手足類第38・13丁裏1行目 中指 儀礼云中指［和名奈加乃於与比］第三指也
巻3・形体部第8・手足類第38・13丁裏2行目 無名指 孟子云無名指［和名奈々之乃指］第四指也
巻3・形体部第8・手足類第38・13丁裏4行目 季指 儀礼云季指［和名古於与比］小指第五指也
巻3・形体部第8・手足類第38・13丁裏6行目 腕 陸詞切韻云腕［鳥段反和名太々無岐一云宇天］手腕也
巻3・形体部第8・手足類第38・13丁裏8行目 臂 広雅云臂［音秘］謂之肱［古弘反］四声字苑云肘［陟桞反或作䏔和名比知］臂節也
巻3・形体部第8・手足類第38・14丁表1行目 股 唐韻云髀［傍礼反上声之重与䯗同弁色立成云囲股毛々］股也𦙶［公戸反上声］古文股字也
巻3・形体部第8・手足類第38・14丁表3行目 膝 野王案膝［音悉比佐］脛頭也
巻3・形体部第8・手足類第38・14丁表4行目 膝䯊 宿耀経云膝䯊［師説比佐乃加波良今案胢宜作䯊音苦何反見唐韻］野王案髕［蒲忍反上声之重字亦作臏阿波太古俗云阿波太今案髕与膝胢名実同］膝骨也
巻3・形体部第8・手足類第38・14丁表7行目 膕 大素経注云膕［戈麦反和名与保呂］曲脚中也
巻3・形体部第8・手足類第38・14丁表9行目 腓 陸詞云腓［音肥訓古無良見周昜］脚腓也
巻3・形体部第8・手足類第38・14丁裏1行目 胻 説文云胻［胡郎反和名波岐］脛也釈名云脛［胡定反］茎也言似物茎也
巻3・形体部第8・手足類第38・14丁裏3行目 脚足 釈名云脚［居灼反］言坐時却在後也足［即玉反］言踵続也趾［音止和名並阿之］言行一進一止也
巻3・形体部第8・手足類第38・14丁裏6行目 踝 唐韻云踝［胡瓦反上声之重和名豆不奈岐俗云豆布々之］足骨也
巻3・形体部第8・手足類第38・14丁裏8行目 踵 唐韻云跟［根反和名久比須俗云岐比須］足踵也踵［音腫］足後也
巻3・形体部第8・手足類第38・15丁表1行目 跗 儀礼注云趺［方倶反字亦作跗和名阿奈比良］足上也
巻3・形体部第8・手足類第38・15丁表3行目 蹠 説文云跖［音尺字亦作蹠和名阿奈宇良］足下也
巻3・形体部第8・手足類第38・15丁表4行目 爪甲 四声字苑云爪［音早和名豆女］手足指上甲［和名豆女乃古布］
巻3・形体部第8・茎垂類第39・15丁表7行目 陰 釈名云陰［今案玉茎玉門等之通称也］蔭也言其所在蔭翳也
巻3・形体部第8・茎垂類第39・15丁表8行目 玉茎 房内経云玉茎［男陰名也］楊氏漢語抄云𡱼［破前一云麻前良今案𡱼臋骨也音課可為玉茎之義不見］日本霊異記云紀伊国伊都郡有一凶人不信三宝死時蟻著其𨳯［今案是閉字也俗云或以此字為男陰以開字為女陰其説未詳］
巻3・形体部第8・茎垂類第39・15丁裏5行目 陰囊 針灸経云陰囊［俗云布久利其義見病類陰頽下］大素経云天有十日人手有十指辰有十二足有十指茎垂之二以応之［今案茎者玉茎垂者陰囊也］女子有陰而不足二節故得懐子也
巻3・形体部第8・茎垂類第39・16丁表2行目 陰核 食療経云食蓼及生魚或令陰核疼［陰核俗云篇乃古］刑徳教云丈夫淫乱割其勢［勢者則陰核也］
巻3・形体部第8・茎垂類第39・16丁表5行目 玉門 房内経云玉門［女陰名也］楊氏漢語抄云屎［通鼻今案俗人或云朱門並未詳］
巻3・形体部第8・茎垂類第39・16丁表7行目 吉舌 楊氏漢語抄云吉舌［和名比奈佐岐］
巻3・形体部第8・茎垂類第39・16丁表8行目 月水 針灸経云月水不通則灸気穴［月水俗云佐波利］
巻3・形体部第8・茎垂類第39・16丁裏1行目 精液 房内経云交接之時精液流𣻌
巻3・形体部第8・茎垂類第39・16丁裏2行目 尿 説文云尿［奴弔反和名由波利］小便也
巻3・形体部第8・茎垂類第39・16丁裏3行目 屎 野王案糞［府問反和名久曽］屎也説文云屎［音矢字亦作𡱁今案俗人呼牛馬犬等糞如弓矢之矢是𡱁之訛也］大便也
巻3・形体部第8・茎垂類第39・16丁裏6行目 屁 四声字苑云屁䊧𥥓［匹鼻反三字通也楊氏漢語抄云放屁和名倍比流］下部出気也
巻3・形体部第8・病類第40・16丁裏9行目 灸 岐伯黄帝善灸人疾患
巻3・形体部第8・病類第40・17丁表1行目 頭風 魏志云大祖苦頭風
巻3・形体部第8・病類第40・17丁表2行目 聾 四声字苑云聾［音力東反和名美々之比］耳不聞声也
巻3・形体部第8・病類第40・17丁表4行目 聤耳 病源論云聤耳［上音亭和名美々太利］風熱耳生膿汁也
巻3・形体部第8・病類第40・17丁表6行目 盲 唐韻云盲［莫耕反和名米之比］目無眸子也
巻3・形体部第8・病類第40・17丁表7行目 清盲 七巻食経云凡鹿并梅李食之任身使子清盲［俗云阿岐之比］
巻3・形体部第8・病類第40・17丁表9行目 近目 食療経云婦人任身勿食驢馬肉令子近目［俗云智賀米］
巻3・形体部第8・病類第40・17丁裏2行目 眇 周易云眇能視蹇能行［師説眇読須加女蹇見下文也］
巻3・形体部第8・病類第40・17丁裏4行目 䁾 文選風賦云得目為䁾［亡結反師説多々良女］
巻3・形体部第8・病類第40・17丁裏6行目 目翳 病源論云目翳［於麗反和名比］目膚眼精之上有物如蠅翅是也
巻3・形体部第8・病類第40・17丁裏8行目 雀盲 病源論云人至暮不見物世謂之雀盲［俗云度利女］謂如鳥雀暝則無所見也
巻3・形体部第8・病類第40・18丁表2行目 眩 釈名云眩［音懸和名女久流女久夜万比］懸也目所視動乱如懸物揺揺然不定也
巻3・形体部第8・病類第40・18丁表4行目 塞鼻 釈名云鼻塞曰齆［音一共反和名波奈比世］洟久不通遂至窒塞也
巻3・形体部第8・病類第40・18丁表6行目 瘖瘂 説文云瘖瘂［音鵶二音於布之］不能言也
巻3・形体部第8・病類第40・18丁表7行目 吃 声類云吃［居乞反和名古度々毛利］重言也説文云言語難也
巻3・形体部第8・病類第40・18丁表9行目 兎欠 続晉陽秋云魏泳之生而兎欠［俗云以久知］弁色立成云欠唇也
巻3・形体部第8・病類第40・18丁裏2行目 喎僻 説文云咼［口蛙反或作喎和名久知由賀無］口戻也病源論云喎僻則言語不正也
巻3・形体部第8・病類第40・18丁裏4行目 失声［嘶咽附］ 食療経云食熱膩物勿飲酢漿失声嘶咽［師説失声比古恵嘶咽古路々久］
巻3・形体部第8・病類第40・18丁裏6行目 哽咽 唐韻云哽咽［綆悦二音咽又作噎和名無須］食塞也
巻3・形体部第8・病類第40・18丁裏8行目 噦噎 唐韻云噦噎［上於越反下乙劣反楊氏漢語抄云噦噎佐久利］逆気也
巻3・形体部第8・病類第40・19丁表1行目 喘息 唐韻云歂［昌苑反字亦作喘阿倍岐］口気引貌也
巻3・形体部第8・病類第40・19丁表3行目 欬嗽 病源論云欬嗽［亥走二音欬字亦作咳之波不岐］肺寒則成也
巻3・形体部第8・病類第40・19丁表5行目 欧吐 病源論云胃気逆則欧吐［上於后反字亦作嘔倍止都久又太万比］
巻3・形体部第8・病類第40・19丁表7行目 唾血 極要方云唾血［知波久唾已見上文］一縁内傷一縁積熱有此病
巻3・形体部第8・病類第40・19丁表9行目 津頥 病源論云津頥［与多利］小児多涎唾流出於頥下也
巻3・形体部第8・病類第40・19丁裏2行目 哯吐 病源論云哯吐［上音見豆太美］小児由哺乳冷熱不調所致也
巻3・形体部第8・病類第40・19丁裏4行目 喉痺 病源論云喉痺［侯婢二音俗訛云古比］喉裏腫塞痺痛水漿不得入是也
巻3・形体部第8・病類第40・19丁裏6行目 齞唇 説文云齞［牛善反文選云齞唇師説阿比久知］口張歯見也
巻3・形体部第8・病類第40・19丁裏8行目 重舌 病源論云舌本血脈脹然変生如舌之状謂之重舌也
巻3・形体部第8・病類第40・20丁表1行目 𦧴𦧝 張揖云𦧴𦧝［灘天二音之多都岐］舌不正也
巻3・形体部第8・病類第40・20丁表2行目 齵歯 蒼頡篇云齵［五溝反又音隅齵歯於曽波］歯重生也
巻3・形体部第8・病類第40・20丁表4行目 歴歯 文選好色賦云歴歯［師説波和賀礼］
巻3・形体部第8・病類第40・20丁表5行目 齲歯 釈名云齲［倶禹反齲歯無之加女波］虫齧之歯欠朽也
巻3・形体部第8・病類第40・20丁表7行目 齘歯 録験方云齘歯［上胡介反波賀美］睡眠而歯相切有声也令人取其席下土内口中勿令知則止矣
巻3・形体部第8・病類第40・20丁裏1行目 㦣 孫愐云㦣［子例反］寝言也［今案和名禰古止］
巻3・形体部第8・病類第40・20丁裏2行目 齭 説文云齭［音所此間云波井留］歯傷酢也
巻3・形体部第8・病類第40・20丁裏3行目 䫴齘 孫愐云䫴齘切歯怒也［上音渠飲反］
巻3・形体部第8・病類第40・20丁裏4行目 胡臰 病源論云胡臰［和岐久曽］人掖下臰如葱豉之気又謂之狐臰如狐狸之気也
巻3・形体部第8・病類第40・20丁裏7行目 脚気 医家書有脚気論［脚気一云脚病俗云阿之乃介］
巻3・形体部第8・病類第40・20丁裏8行目 痿痺 蒼頡篇云痿痺［萎婢二音俗云比留無夜末比］不能行也
巻3・形体部第8・病類第40・21丁表1行目 転筋 脚気論云転筋［俗云古無良加倍利一云加良須奈倍利］由脚弱所生也
巻3・形体部第8・病類第40・21丁表3行目 𡰁 毛詩注云腫足曰𡰁［唐韻時種反足病也弁色立成云於売阿志此間云古比］又云卑湿之地其人多𡰁
巻3・形体部第8・病類第40・21丁表6行目 蹇 説文云蹇［音犬訓阿之奈閉此間云那閉久］行不正也
巻3・形体部第8・病類第40・21丁表8行目 駢拇 荘子云駢拇枝指［上音薄堅反駢拇此間云無豆於与非］
巻3・形体部第8・病類第40・21丁裏1行目 癥瘕 蒼頡篇云癥瘕［徴嫁二音今案医家書有魚瘕蛇瘕等師伝云加女波良此類也］腹中病也
巻3・形体部第8・病類第40・21丁裏3行目 痞 録験方云痞［符鄙反上声之重衣賀波良］小児腹病也唐韻云腹内結病也
巻3・形体部第8・病類第40・21丁裏5行目 疝 釈名云疝［音山阿太波良一云之良太美］腹急痛也
巻3・形体部第8・病類第40・21丁裏7行目 蚘虫 唐韻云蚘［音回蛕蛔并同］人腹中長虫也病源論云蚘虫［今案一名寸白俗云加以又云阿久太］飲白酒食生栗等所成也
巻3・形体部第8・病類第40・22丁表1行目 痮 字書云痮［音悵字亦作脹波良不久流］腹満也
巻3・形体部第8・病類第40・22丁表2行目 痔 説文云痔［治里反上声之重知乃夜万比］後病也四声字苑云痔虫食下部病也［今案俗云之利乃夜万比］
巻3・形体部第8・病類第40・22丁表5行目 脱疘 病源論云脱疘［古紅反字亦作肛和名之利以豆流夜万比］肛門脱出也久痢則大腸虚冷所為也
巻3・形体部第8・病類第40・22丁表8行目 痢 釈名云痢［音利久曽比理乃夜万比］言出漏之利也
巻3・形体部第8・病類第40・22丁裏1行目 㿃 釈名云痢赤白曰㿃［音帯赤痢知久曽白痢奈女］言滞而難出也葛氏方云重下［俗云之利於毛］今所謂赤白痢也言令下部疼重故以名之
巻3・形体部第8・病類第40・22丁裏5行目 淋病 声類云淋［音林字亦作痳之波由波利］小便数也
巻3・形体部第8・病類第40・22丁裏7行目 臨瀝 病源論云臨瀝［音歴之太天由波利］小便滴瀝也
巻3・形体部第8・病類第40・22丁裏9行目 長血 小品方云婦人長血［奈賀知］又有白血
巻3・形体部第8・病類第40・23丁表2行目 産後腹 新撰要方云婦人産後腹痛［俗云之利波良］取大豆二七枚呑之
巻3・形体部第8・病類第40・23丁表4行目 陰頽 針灸経云治陰頽方［頽音杜回反一名下重俗云曽比］令茎頭下向陰囊縫当頭所著処灸其縫上七壮即有験矣
巻3・形体部第8・病類第40・23丁表7行目 疫 説文云疫［音役衣夜美一云度岐乃介］民皆病也
巻3・形体部第8・病類第40・23丁表9行目 癘 説文云癘［音例阿之岐夜万比］悪疾也
巻3・形体部第8・病類第40・23丁裏1行目 癲狂 唐令云癲狂酗酒皆不得居侍衛之官［癲音天狂訓太布流俗云毛乃久流比］本朝令義解云癲発時臥地吐涎沬無所覚狂惑自欲走或自高称聖賢也
巻3・形体部第8・病類第40・23丁裏5行目 失意 日本紀私記云失意［古々路万止比］
巻3・形体部第8・病類第40・23丁裏6行目 酗酒 唐韻云酗［香句反一云酒狂俗云佐加々理］酔怒也
巻3・形体部第8・病類第40・23丁裏8行目 痟𤸎 病源論云痟𤸎［今案四声字苑云痟𤸎音与消渇同俗云加知乃也万比］渇而不少便也
巻3・形体部第8・病類第40・24丁表1行目 黄疸 病源論云黄疸［音旦一云黄病岐波無夜万比］身体面目爪甲及小便尽黄之病也
巻3・形体部第8・病類第40・24丁表3行目 霍乱 漢書云南越多霍乱之病矣［霍乱俗云之利与利久智与利古久夜万比］
巻3・形体部第8・病類第40・24丁表5行目 〓〔疒＋虍＋巳〕病 説文云〓〔疒＋虍＋巳〕［音〓〔虍＋巳〕俗云衣夜美一云和良波夜美］寒熱並作二日一発之病也
巻3・形体部第8・病類第40・24丁表7行目 苦船 弁色立成云苦船［布奈夜毛非］
巻3・形体部第8・病類第40・24丁表8行目 瘼臥 日本紀私記云瘼臥［和名宇江不世利瘼音莫］
巻3・形体部第8・病類第40・24丁表9行目 択食 弁色立成云択食［和名豆波利又楊氏説同］
巻3・形体部第8・瘡類第41・24丁裏2行目 瘡 唐韻云瘡［音倉和名加佐］痍也痍［音夷和名岐須］瘡也瘢［音般和名加佐度古呂］瘡痕也四声字苑云痕［戸恩反訓上同一訓岐波］故瘡処也広雅云痂［音家和名加佐布太］瘡上甲也
巻3・形体部第8・瘡類第41・24丁裏6行目 丁瘡 千金方云治丁瘡方云丁［或本丁作疔未詳］
巻3・形体部第8・瘡類第41・24丁裏8行目 丹毒瘡 掌中要方云丹［或本作𤴿未詳］要毒之気其色無常
巻3・形体部第8・瘡類第41・25丁表1行目 疽 説文云疽［七余反俗云発背］久癰也
巻3・形体部第8・瘡類第41・25丁表2行目 癰 釈名云癰［於容反］気壅結而不潰也
巻3・形体部第8・瘡類第41・25丁表3行目 瘭疽 集験方云瘭疽［瘭音標俗云倍宇曽］血気否渋而所生也
巻3・形体部第8・瘡類第41・25丁表5行目 乳癰 四声字苑云𤴱［竹故反与妬同俗云知布］婦人乳腫也釈名云乳癰曰妬［今案妬宜作𤴱見上文］妬貯也言気貯積不通也
巻3・形体部第8・瘡類第41・25丁表8行目 痤 唐韻云痤［昨禾反和名邇岐美］小癤也
巻3・形体部第8・瘡類第41・25丁表9行目 癤 病源論云癰癤［音子結反字亦作𤻛和名賀太禰］血結聚所生也
巻3・形体部第8・瘡類第41・25丁裏2行目 浸淫瘡 病源論云浸淫瘡［俗云心美佐宇］風熱発於肌膚也
巻3・形体部第8・瘡類第41・25丁裏4行目 皰瘡 唐韻云皰［防教反］面瘡也類聚国史云仁寿二年皰瘡流行人民疫死［皰瘡此間云裳瘡］
巻3・形体部第8・瘡類第41・25丁裏7行目 癭瘻 説文云癭瘻［郢漏二音俗云路］頸腫也
巻3・形体部第8・瘡類第41・25丁裏8行目 瘤 病源論云瘤［留反和名之比禰］皮肉急腫起初如梅李漸長大不癢不痛又不堅強者也
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁表2行目 瘜肉 説文云瘜［音息瘜肉和名阿万之々一云古久美］寄肉也
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁表4行目 附贅 荘子云附贅懸疣［贅音制俗云布須倍］
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁表5行目 懸疣 釈名云疣［音尤又音宥懸疣佐賀利布須倍］丘也出皮上高如地之有丘也
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁表7行目 肬目 病源論云肬目［今案肬即疣字也和名以比保又以乎女］手足辺忽生如豆麁強於肉也
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁表9行目 疥癩 内典云疥癩［介頼二音和名波太介］
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁裏1行目 癬 説文云癬［音浅俗云銭加佐］乾瘍也
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁裏2行目 瘍［禿附］ 説文云瘍［音楊和名賀之良乃加佐］頭瘡也周礼注云禿［土木反加不路］頭瘡也野王案無髪也
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁裏5行目 鬼舐頭 病源論云鬼舐頭［師説為天狗下食所舐是］人頭或如銭大或如指大髪不生也
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁裏7行目 皯 玉篇云皯［古但反俗云久路久佐］面黒気也
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁裏8行目 〓〔里＋黾〕 唐韻云〓〔里＋黾〕［音孕和名於毛波々久曽］面黒子也
巻3・形体部第8・瘡類第41・26丁裏9行目 漆瘡 病源論云漆瘡［和名宇流之加不礼］人見漆中其毒而腫是也
巻3・形体部第8・瘡類第41・27丁表2行目 熱沸瘡 四声字苑云疿［音仏］熱時細瘡也新録方云治夏月熱沸瘡［和名阿世毛今案沸字宜作疿乎］
巻3・形体部第8・瘡類第41・27丁表5行目 飼面 病源論云飼面［和名加須毛］面皮上有滓是也
巻3・形体部第8・瘡類第41・27丁表7行目 皶鼻 野王案皶［音砂和名邇岐美波奈］鼻上皰也
巻3・形体部第8・瘡類第41・27丁表8行目 胗 唐韻云胗［音軫久智比々］唇瘡也
巻3・形体部第8・瘡類第41・27丁表9行目 白癜 病源論云白癜［一云白電之良波太］人面及身頸皮肉色変白亦不痛癢者也
巻3・形体部第8・瘡類第41・27丁裏2行目 歴易 病源論云歴易［奈万豆波太］人頸及胸前掖下自然斑点相連不痛不癢
巻3・形体部第8・瘡類第41・27丁裏4行目 疵 晉書云趙孟面有二疵［音疾移反師説阿佐］
巻3・形体部第8・瘡類第41・27丁裏5行目 黒子 漢書云黒子［和名波々久曽］今中国呼黶子［黶音於覃反］呉楚俗謂之誌者訛也
巻3・形体部第8・瘡類第41・27丁裏7行目 代指 集験方云代指［和名豆万波良米］無毒由筋骨中熱盛所生也
巻3・形体部第8・瘡類第41・27丁裏9行目 瘃 漢書音義云瘃［陟玉反和名比美弁色立成云之毛久知］手足中寒作瘡也
巻3・形体部第8・瘡類第41・28丁表2行目 皹 漢書注云皹［音軍和名阿加々利］手足坼裂也
巻3・形体部第8・瘡類第41・28丁表4行目 肉剌 病源論云肉剌［和名乃以須美］脚指間生肉如剌由著靴小相揩而所生也
巻3・形体部第8・瘡類第41・28丁表6行目 𤻘胗 四声字苑云𤻘胗［隠軫二音和名知々保無一云知々波久留］皮外小起也
巻3・形体部第8・瘡類第41・28丁表8行目 風𤻘胗 病源論云風𤻘胗［和名加佐保路之］人皮膚虚為風寒所折則起也
巻3・形体部第8・瘡類第41・28丁裏1行目 㿺 声類云㿺［北角反和名布久流］肉憤起也
巻3・形体部第8・瘡類第41・28丁裏2行目 腫 山海経云㾈［音符一音府今案俗所謂乳腫歯腫宜用此字］腫也野王案𤺄［毛勇反字亦作腫波留］身体㿺起虚満也
巻3・形体部第8・瘡類第41・28丁裏5行目 膿 四声字苑云膿［音農和名宇無又云宇美之留］瘡汁也説文云膿腫血也
巻3・形体部第8・瘡類第41・28丁裏7行目 疻 漢書音義云疻［音脂訓宇流無］以杖撃人其膚皮起青黒也
巻3・形体部第8・瘡類第41・28丁裏9行目 疼 説文云疼［徒冬反訓比々良久］動痛也
巻3・形体部第8・瘡類第41・29丁表1行目 痛 釈名云痛［音洞和名伊太之］通也通在膚脈中也
巻3・形体部第8・瘡類第41・29丁表3行目 癢 釈名云癢［余両反和名加由之］揚也其気在皮中欲発揚使人搔発而揚出也


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底本：国立国会図書館蔵本（WA7-102）
翻字担当者：韓一、申雄哲、藤本灯
更新履歴：
2017年11月9日公開