2015年12月19日(土)20日(日)、国立国語研究所・2F講堂において第8回研究発表会を
開催しました。
2日間で15の発表が行われました。海外からはハワイ大学から大塚祐子先生が、デラウェア大学から富岡諭先生がご参加くださいました。
個々のご発表の様子などは後日公開したいと思います。
ハンドアウトも「研究発表会」のページで公開する予定です(12月末~)。
ご興味のある方はぜひそちらもご確認ください。
文責:松尾 愛(研究員)
2015年9月5日(土)・6日(日)に国立国語研究所講堂にて国際ワークショップ : 「比較的観点から見た係り結び」が開催されました。
国立国語研究所共同研究プロジェクト「日本列島と周辺諸言語の類型論的・比較歴史的研究」と「日本語疑問文の通時的・対照言語学的研究」との共催イベントです。
Session 3では金水先生が司会を担当されました。
その後のDiscussionでも活発な議論が交わされました。
9月6日(日)の発表では
金水敏先生(大阪大学)
クリストファー・デイビス先生(琉球大学)
吉村大樹先生(アンカラ大学)
三宅知宏先生(鶴見大学)
がご発表されました。
2日目のDiscussionでも予定時間をいっぱいまで活発な意見交換がございました。
そのほか、長崎郁先生やジョン・ホイットマン先生などまだまだお写真はたくさん載せたいところですが…
本当に興味深い発表が数多くありました。とっても勉強になりました。
遠方からお越しのみなさまありがとうございました。
12月19日20日の研究会も同じくらいの規模で行われる予定です。
みなさまのご来場お待ちしております(*´▽`*)
(プロジェクト研究員 松尾愛)
2015年8月22日~9月5日まで
プロジェクトメンバーの張麟声先生(大阪府立大学)が中国晉方言の調査に行かれました。
調査地点は以下の3地点です。
内蒙古乌兰察布市(調査方言: 晉方言張呼片(張呼区域))
忻州市代县(調査方言: 晉方言五台片(五台区域))
太原市(調査方言: 晉方言並州片(並州区域))
調査にご協力いただいたインフォーマントの方々と張先生です。
ありがとうございました!
12月の研究発表会(@国語研)で調査の詳細をご発表の予定です。
張先生、調査旅行お疲れ様でした(*^-^*)
発表、楽しみにしています。
(プロジェクト研究員:松尾愛)
2015年3月15日(日)、国立国語研究所・2F多目的室において第6回研究発表会を
開催しました。
13:00-14:00 志波彩子(国立国語研究所)
「日本語の間接疑問文の発達をめぐって―近代から現代へ」
高宮(2003,2004,2005)で明らかにされてきた日本語の間接疑問文の歴史について、現代日本語から時代をさかのぼることでその発達の様相を明らかにすることを試みた。本発表では、現代日本語のコーパスと近代語のコーパスから抽出された間接疑問文のタイプとその分布を示し、間接疑問文とこれに関連する他の構文(注釈的二文連置構文,選言構文,潜伏疑問構文等)について考察することで、その相互交渉の在り方(ネットワーク)について検討した。
14:10-15:10 矢島正浩(愛知教育大学)
「否定疑問文の用法から見た近世語」
日本語の直接疑問文の用法を歴史的に見た場合、近世は「対人性」をどう意識し、どう表現するかということに特徴が現れる。本発表ではその点について、(1)中古・中世と近世、(2)近世中期までと後期以降、(3)近世後期上方語と江戸語それぞれの疑問文の用い方を比較・観察することによって検討した。
15:10-15:30 休憩
15:30-16:30 金水敏(国立国語研究所/大阪大学)
「歴史から見た現代共通語の疑問標識分布」
現代日本共通語の「か」の分布をみると、「間接疑問文」対「直接疑問文」でもっとも強い対立があり、前者は「か」が必須だが後者はそうではないという状況が見える。さらに直接疑問文の中でも、疑問詞疑問文か肯否疑問文か、普通体か丁寧体か、動詞文・形容詞文かコピュラ文(名詞述語文・ノダ文)かによっても対立があるが、本発表ではこの分布が歴史的にどのように形成されたかという点についての考察がなされた。
16:40-17:40 西垣内泰介(神戸松蔭女子学院大学)
「「非飽和名詞」を含む構文の構造と派生」
本発表では、日本語の「指定文」および「カキ料理構文」と呼ばれている構文 について、「非飽和名詞句」を中核として、その構造と派生を示した。
本発表の分析では「非飽和名詞句」は2つの項をとり、外項(「カキ料理」)が 主要部名詞「本場」の意味範囲を限定(delimit)し、内項 (「広島」)がその意味内容を「過不足なく構成する」(exhaustively constitute) という関係を持つ。
[カキ料理(の)[広島(という)[本場]]]
「非飽和名詞句」の内項が焦点化されることで「指定文」が、その指定部を占める外項が主題化されることで「カキ料理構文」が派生される。焦点化された要素が変項を含む構成素の意味を「過不足なく指定する」という関係が「指定文」の根幹をなすものだが、これは疑問文とその答えの間に求められる関係に由来するものである。「非飽和名詞句」の内部での項の c統御関係が、対応する「指定文」に「連結性」によって反映され、「自分」の逆行束縛と見える現象などが説明された。
年度末という都合上、1日のみのスケジュールではありましたが、
今回も各発表ともに大変活発な議論を交わすことができました。
遠方よりご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
(技術補佐員:小野舞子)
12月6日(土)と7日(日)、大阪大学豊中キャンパスで第5回研究発表会を
開催しました。
6日(土)
12:30-13:20 日高俊夫(九州国際大学)
「佐賀方言と北九州方言における間接疑問文―補文性とイントネーション」
伊藤 (2014)によれば、日本語(東京方言)におけるyes-no疑問文は、否定の介入効果を受け、選択疑問文はwh要素の介入効果を受けない。
(1) a. *君はトフルかトーイックを受けたくないですか。
b. 君は誰がトフルを受けるか、トーイックを受けるか知りたいですか。
それに相当する佐賀方言の文は、対照的な振る舞いを示す。
(2) a. あんたはトフルこっちゃいトーイックば受けとうなかですか?
b. *あんたはだいがトフルば受くっこっちゃい、トーイックば受くっこっちゃい知りたかですか。
このような違いを生み出す要因として、本発表では、「こっちゃい」の統語的特性 (日高, 2014)、wh要素と焦点の関係 (西垣内・日高 2010, 2013)、否定要素を含む文のイントネーションパターン (Ito and Oshima, to appear)等を考え併せ、佐賀方言の間接疑問文におけるwh要素や否定要素、補文標識、イントネーションの関係を明らかにした。また、議論の過程で、東京方言と似たアクセントパターンを持つ北九州方言における同様の現象についても触れた。
13:30-14:20 江口正(福岡大学)
「潜伏疑問名詞句の諸相」
現代日本語の「[誰が来るか]はっきりしなかった」の[ ]部分を間接疑問節と呼ぶが、これと同様の働きをする「[来る人]がはっきりしなかった」の[ ]部分の名詞句を潜伏疑問名詞句と呼ぶ。本発表では、現代日本語の潜伏疑問名詞句の諸性質を、主文の述語とそれが与える意味役割、名詞句そのものの性質、間接疑問節との関係などの諸側面から検討した。
14:30-15:20 衣畑智秀(福岡大学)
「宮古伊良部方言の疑問系係り結び」
本発表では宮古伊良部集落における疑問の係り助詞gaの振る舞いについて記述し、この方言では、gaが、それが現れる文を疑問文化するという機能を担っていることを示した。多くの琉球諸方言では、係り助詞のgaは疑問詞疑問にのみ使われ、よって、gaが現れる文を疑問文たらしめているのは、疑問詞なのかそれとも係り助詞のgaなのかが明確ではない。本発表では、これに対し、埋め込み節内のgaを観察することで、この問題を解決できることを示した。
15:40-16:30 村杉恵子(南山大学)
「WH疑問文の獲得:国立国語研究所の20世紀後半の獲得研究成果から得られる知見」
大久保 (1969, 1974) などに纏められた縦断的観察に基づく国立国語研究所の
WH 疑問文の獲得研究から得られる知見を,理論言語学的に再分析した。その上
で近年の横断的実験研究の成果を精査し,言語獲得の見地から WH 疑問文のメカニズムを探った。
16:40-17:30 吉村大樹(龍谷大学)
「アゼルバイジャン語のyes-no疑問文における疑問接語のふるまいについて」
本発表ではアゼルバイジャン語のyes-no疑問文を標示する機能をもつmIについて、いくつかの例文を提示した。アゼルバイジャン語の疑問接語は文末を除けば述語の直前の位置にしか生起できず、同じ語群に属するトルコ語とアゼルバイジャン語どうしでも疑問接語の生起可能な位置に差があることを明らかにした。また、特に口語では疑問接語自体が単文・複文を問わず省略される傾向があることも明らかにした。
7日(日)
9:30-10:30 有田節子(大阪樟蔭女子大学)
「日本語疑問文の応答における助詞の残留現象について」
日本語の話し言葉に見られる発話の冒頭に助詞が残留する現象、特に疑問文の応答の冒頭に現れる助詞「は」を中心に考察した。提題句(「〜ハ」)全体を削除するという選択肢があるのに、「は」だけが残るという現象の特異性について、提題助詞の残留が提題句(の削除)とは異なる談話機能を持つことを疑問文の応答に顕著に現れるという分布的特徴と関連づけて論じた。
10:40-11:40 三宅知宏(鶴見大学)
「否定疑問文と確認要求的表現―方言との対照をふまえて―」
日本語における否定疑問文、とりわけ“デハナイカ(ジャナイカ)”という文末形式を伴うものによって表される確認要求的表現の用法の諸相を観察した上で、それらに共通するスキーマとしての意味を考察した。さらに、方言において観察される、“ガ”系の文末形式という非疑問文の形式による確認要求的表現と対照した。そのような試みを通して、「疑問文」の本質に迫る研究の一端となることを目指した。
今回も2日間を通じて非常に活発な議論を交わすことができました。
遠方よりご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
(技術補佐員:小野舞子)
研究会のあとは,いつものように懇親会がありました。
お店は,最近ますますワインにはまっている私のチョイスで
立川駅南口の「ブラッスリー・アミカル」さんです。
フランス風居酒屋で,とってもお洒落ながら堅苦しすぎず,素敵なお店です。
コースは飲み放題で1人5400円(税込)でした。
コース料理が一人ずつ運ばれてくるので,かなり時間がかかりました。。(^▽^;)
ビールはキリンの珍しい瓶ビール(ハートランドビア)でした。
とても爽やかで美味しかったです♡
でも,肝心のワインが。。。ダメでした(^▽^;)
アラカルトで頼むのとぜんぜん違いました。。。
厳しいですが,次の一口を飲み進む気になれない。。(^▽^;)
好みの問題かもしれませんが,残念でした。。
デザートは,とても美味しかったです。
次回は,飲み放題はないかな,と思います(^▽^;)
(研究員:志波彩子)
6月21日(土)と22日(日)に国立国語研究所で第4回の研究発表会を
開催しました。
今回は,デラウエア大学の富岡諭先生にもご発表いただきました。
21日(土)
12:45-14:15 小山内優子(国立国語研究所)
〈レクチャー〉「韓国語の歴史入門」
14:25-15:05 外池滋生(青山学院大学)
「日英語における多重WH構文の扱いと島の制約」
多重WH疑問文について、現行分析に対する代案として、焦点素性φをもつ
複数のWH句が選言要素(英語ではv、日本語では「か」)をその指定部に
共有する多重構造から、側方移動(SWM)により分離し、その後にWH移動を受ける
という派生を提案した。
ブルガリア語のような言語では、φも共有されているため、すべてのWH句が
随伴される。
15:20-16:10 金水敏 (国立国語研究所/大阪大学)
「疑問文の意味と構造」
16:20-17:20 富岡諭(デラウェア大学)
「従属疑問文の構造と解釈:Quantificational Variabilityの観点から」
日本語の従属疑問文の構造を、遊離数量詞との連携現象をもとに再考を試みた。
Fukui (1986)で提唱された日本語の従属疑問文の名詞性は、[+N]の
フィーチャーにとどまらず、現実に名詞句的な構造を持っている可能性を示唆した。
22日(日)
9:30-10:30 志波彩子 (国立国語研究所)
「スペイン語の疑問表現」
スペイン語のY-N疑問文とwh疑問文,付加疑問文について,各疑問詞の用法にも
考慮しながら紹介した。
また,Bosque(1982)の間接疑問文についての論考から,スペイン語の
間接疑問節を取る動詞の特徴について概観した。
10:40-11:40 張 麟声(大阪府立大学)
「SOV型言語における文末疑問マーカーの2種類の振舞い方 について」
「V+否定辞」によって真偽疑問文を構成する孤立型SVO言語の
疑似疑問マーカー(否定辞)は、疑問詞疑問文、選択疑問文及び内容節に
使われないのは、論理的に納得できるが、では、日本語と同じ膠着型SOV言語の
なかで、真偽疑問文の疑問マーカーが日本語の「か」のように広く使われないと
なれば、その理由をどう考えるべきか。朝鮮語、モンゴル語などを対照の
対象として使い、最終的には、日本語の「か」は、「ミカンかリンゴか」、
「やっぱり捨ててしまうか」のように、選択や意思決定の場合も使うので、
純粋な疑問マーカーというよりも、不定の意味を表わす形なのではないかと結論づけた。
11:50~12:50 高山善行 (福井大学)
「疑問文とモダリティの関係をどう捉えるか」
古代語の疑問文はモダリティ形式(「む」など)を含むものが大半を占め、
現代語とは異なる面がある。なぜ疑問文でモダリティ形式が用いられるのだろうか。
本発表ではモダリティとの関係に焦点を当て、日本語の疑問文の特質について考えた。
今回も,時間をオーバーして,活発な議論が交わされました。
遠くからご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
(研究員:志波彩子)
プロジェクトメンバーの黒木邦彦氏が,2014年6月4日から9日にかけて
和歌山県の白浜町ほかで,疑問語と疑問文の調査を行いました。
調査にご協力いただいたインフォーマントの方々です。
ありがとうございました!
黒木氏がいっしょに写っていないのが残念ですが。。(^▽^;)
白浜町の海の写真です。
三段壁 (サンダンベキ)。
円月島をバックにした黒木氏。
おつかれさまでした。
面白いご報告を待ってます。
(志波彩子)
2014年3月20日(木)に,国立国語研究所・セミナー室で
第3回研究発表会を開催しました。
長崎郁,「コリマ・ユカギール語における疑問文:疑問語疑問文を中心に」
コリマ・ユカギール語(北東シベリア)における疑問語疑問文は、(A) 主節、(B) 直接疑問文、(C) 間接疑問文、(D)指示詞との相関用法のような用法をもつ。本発表では、これらの用法を概観しながら、肯否疑問文との違い、節を名詞化できるか否か、(B)(C)(D)をとる主節述語の意味的特徴といった点について検討した。
井上優,「中国語の付加疑問文について」
中国語の付加疑問文は,形式的には平叙文に情報の真偽を問う疑問表現(「是吗?(そうか)」「是不是?(そうか/そうでないか)」など)を付加するが,意味的には「~よね?」「~でしょう?」に近い確認表現となる。このことは次のように説明できる:通常の疑問文は,話し手の側で情報の妥当性がわからないとして聞き手に情報提供を求める文である。付加疑問文は,話し手が真であると考えている情報を提示して,聞き手の側で情報を確認するよう依頼あるいは指示する文である。
岩田美穂,「疑問から例示形式へ」
日本語史において、疑問の助詞は直接疑問以外にもさまざまな用法を発達させている。その一つに例示用法がある。本発表では、ヤラとトカを取り上げ、疑問から例示用法が発達する過程について述べた。
外池滋生,「疑問詞とカとモ」
「か」と「も」は(1)いわゆる疑問詞(未定詞)と現れて、存在数量詞(誰か)、全称数量子(誰も)として機能する場合、(2)選言記号(AかBか)と連言記号(AもBも)として機能する場合、そして(3)疑問詞を含む節の節末に現れて疑問(何処へいきますか、京都へいきますか)、譲歩(何処へ行っても、京都へ行っても)表す場合、(4)比較節に現れる場合(思ったよりか/も面白い)がある。(1)(2)については数量詞の機能から導かれることを、(3)(4)については加えて疑問/譲歩の素性が関与するWH移動であることを提案した。
窪薗晴夫(ゲスト),
「鹿児島方言の疑問文タイプとイントネーション」
鹿児島方言の4つのタイプの疑問文(Wh疑問文、Yes/No疑問文、間接疑問文、レトリック疑問文)が示す音声パターンを音声学、音韻論の両 面から分析し、それらの異同を考察した。とりわけ、フォーカスの位置によって生じるプロソディー構造の変化および標準語イントネーションとの異同を報告した。
今回も,前回同様,時間を常にオーバーするほど活発に議論が交わされました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
(研究員:志波彩子)
プロジェクトの成果公開の一環として、下記の講演・シンポジウムを行いました。
(1)
イベント名:日本歴史言語学会 2013年大会 講演1
日時:2013年11月30日(土)14:30〜15:30
場所:東北大学第1講義室
講師:金水 敏 (大阪大学大学院文学研究科)
タイトル:日本語疑問文の問題点
(2)
イベント名:韓国日語日文学会2013年冬季国際学術大会
シンポジウム「日本語の文法研究の現況と課題」
日 時 : 2013年 12月 21日(土) 13:20-15:10
場 所 : 韓国外国語大学・サイバー館 二階大講堂
発題者1:井島正博(東京大学)「ノダ文の構造と機能」
発題者1:金水 敏(大阪大学)「日本語疑問文研究の課題」
ともに、活発な議論が行われ、有意義な成果が得られました。
(金水 敏)
先日の大阪の研究発表会1日目の夜に懇親会がありました。
私にとって,人生2度目の大阪でしたが,会場は沖縄料理でした(;´∀`)
でも,泡盛もお料理もとても美味しかったです。
1日目の研究会の発表内容について,まだまだ議論がつづきました。。
写っている方が少なくてすみません。。
今回は,空港と阪大の往復で終わりましたが,次回はぜひ美味しい大阪料理を,と思います。
研究員:志波彩子
先日,大阪大学におきまして,第2回研究発表会が行われました。
他の研究会と重なっていたにも関わらず,たくさんの方にご参加いただき,発表内容をめぐって,活発な議論が交わされました。
遠いところからご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
日高俊夫氏「whと韻律構造から見た佐賀方言における諸現象―東京方言との比較を通して—」
三宅知宏氏「岡山方言の不定語疑問文をめぐって―対照研究的視点をふまえた記述的一般化―」
吉村大樹氏
「トルコ語の疑問文―日本語との対照的研究にむけて―」
竹村明日香氏
「中世日本語資料の疑問文―疑問詞疑問文と文末助詞との相関―」
プロジェクトリーダー 金水敏氏
研究員:志波彩子