シンポジウム 「日本語教育は,自然会話コーパスで変わる ―『BTSJ日本語自然会話コーパス』の特徴と生かし方―」

新型コロナウィルス感染拡大予防のため中止となりました。

プロジェクト名,リーダー名
日本語学習者のコミュニケーションの多角的解明
石黒 圭 (国立国語研究所 日本語教育研究領域 教授)
班名,リーダー名
日本語学習者の日本語使用の解明
宇佐美 まゆみ (国立国語研究所 日本語教育研究領域 教授)
主催
国立国語研究所 機関拠点型基幹研究プロジェクト 『日本語学習者のコミュニケーションの多角的解明』
科研費基盤 (A) 「語用論的分析のための日本語1000人自然会話コーパスの構築とその多角的研究」 (研究代表者 : 宇佐美 まゆみ)
共催
言語社会心理学研究会 (SPLaD)
開催期日
2020年3月14日 (土) 13:00~17:50
開催場所
東京外国語大学 府中キャンパス 115教室 (東京都府中市朝日町3-11-1)
交通アクセス
お申し込み方法
人数把握のため,事前申し込みをお願いします。
詳細はお申し込みについてをご覧ください。

概要

国立国語研究所では,機関拠点型基幹研究プロジェクト『日本語学習者のコミュニケーションの多角的解明』の一環として,『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』を公開しており,今後も順次拡充していく予定です。

『BTSJ日本語自然会話コーパス』とは,シナリオのない,自発的な自然会話を集めたコーパスとしては,国内外最大級のものです。このコーパスは,研究に利用するだけではなく,日本語教育における会話教育・コミュニケーション教育にも活用できるものです。

本シンポジウムの第1部では,『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』に格納されているデータの全体的な紹介を行った後,その特徴を日本語教育へどう生かすかについて論じます。第2部では,『BTSJ日本語自然会話コーパス』のデータを用い,自然会話における終助詞,感動詞,接続詞,副詞の使用について,発表者それぞれの観点から研究結果を報告し,日本語教育における学習者のコミュニケーション能力向上のための指導法を提案することを目指します。

日本語教育,談話研究,自然会話コーパス,学習者コーパス等について興味のある方は,奮ってご参加ください。

プログラム

13:00~13:10 趣旨説明

宇佐美 まゆみ (国立国語研究所)

13:10~14:40第1部 『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』の紹介

13:10~14:10 「『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』の特徴と日本語教育への生かし方」 宇佐美 まゆみ (国立国語研究所)

14:10~14:40 「『BTSJ自然会話コーパス』に同包されている「データの情報一覧」などの見方」 宇佐美 まゆみ (国立国語研究所),張 未未 (国立国語研究所)

14:40~14:50休憩

14:50~17:00第2部 『BTSJ自然会話コーパス』を用いた研究の観点

14:50~15:20 「学習者の自然会話における不自然な終助詞『ね』・『よ』・『よね』」 宇佐美 まゆみ (国立国語研究所),張 未未 (国立国語研究所)

15:20~15:50 「自然会話における感動詞『あっ』の機能」 大塚 容子 (岐阜聖徳学園大学)

15:50~16:00休憩

16:00~16:30 「接続詞『でも』の出現位置と機能」 井伊 菜穂子 (国立国語研究所),石黒 圭 (国立国語研究所)

16:30~17:00 「副詞『やはり』の出現頻度と使用場面」 鈴木 英子 (一橋大学大学院生),石黒 圭 (国立国語研究所)

17:00~17:10休憩

17:10~17:40 全体討論

コーディネーター : 宇佐美 まゆみ (国立国語研究所)
登壇者 : 発表者全員

17:40~17:50 閉会の辞

石黒 圭 (国立国語研究所)

お申し込みについて

新型コロナウィルス感染拡大予防のため中止となりました。

いただいた個人情報は,個人情報保護ポリシーに則り,厳正に取り扱います。

締め切り : 3月10日 (火曜日) 先着順
参加費 : 無料