Computational Psycholinguistics Tokyo

プロジェクト名,担当者名
対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法 (文法研究班 「名詞修飾表現」)
窪田 悠介 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 准教授)
大規模コーパスを利用した言語処理の計算心理言語学的研究
大関 洋平 (早稲田大学 理工学術院 講師)
コーパスアノテーションの拡張・統合・自動化に関する基礎研究 (係り受け班)
浅原 正幸 (国立国語研究所 コーパス開発センター 教授)
開催期日
2019年7月19日 (金) 13:00~15:00
開催場所
早稲田大学 西早稲田キャンパス 51号館 5階 12号室 (東京都新宿区大久保3-4-1)
交通アクセス
関連サイト
Computational Psycholinguistics Tokyo

プログラム

「自然言語処理と形式意味論の知見に基づく含意関係認識」 谷中 瞳 (理化学研究所 革新知能統合研究センター)

含意関係認識とは,前提文が仮説文の意味を含むか否かを自動判定するタスクであり,コンピュータによる自然言語理解の実現に向けて活発に研究されている。近年,自然言語処理においては,ニューラルネットワークを用いて高精度で含意関係認識を解く手法が盛んに提案されている。しかし,深層学習の手法によって自然言語の意味をどこまで表現できるのかは全く明らかではない。一方で,形式意味論においては,自然言語の様々な意味現象を統一的に分析する研究が展開されている。本発表では,自然言語処理と形式意味論の各分野で蓄積されてきた知見を組み合わせて含意関係認識を解く手法について,発表者のこれまでの試みを紹介する。