「コミュニケーションのための言語と教育の研究」研究発表会

プロジェクト名
コミュニケーションのための言語と教育の研究
言語運用に対する個人の評価価値観の形成とその変容に関する研究
リーダー名
野田 尚史 (国立国語研究所 日本語教育研究・情報センター 教授)
宇佐美 洋 (国立国語研究所 日本語教育研究・情報センター 准教授) : サブリーダー
開催期日
平成25年7月28日 (日) 10:00~17:00 (前半発表会・後半打ち合わせ会)
開催場所
国立国語研究所 セミナー室

発表概要

大学留学生と日本人学生の協同学習による対話能力育成カリキュラムの開発 ―留学生と日本人学生の話し合いにおける両者の評価の観点の分析―栁田 直美 (一橋大学 講師),森本 郁代(関西学院大学 教授)

本研究は,大学教育において留学生・日本人学生が,ともに参加し体験を通じ,協同的に対話能力を育成していくカリキュラムを開発することを目的とする。今回の発表では,話し合い場面における日本人学生と留学生の評価観点の共通点と相違点を明らかにするとともに,彼らの対話を評価するための指標策定計画について述べる。

保育園における保育士の評価実践が意味するもの當銘 美菜 (早稲田大学大学院)

保育士が園児や保護者とのやりとりの中で,どのような評価実践をしているのかを,保育園でのフィールドワークから明らかにするとともに,外国につながる子どもへの日本語教育を考える上で,評価実践が意味するものを考察することの重要性について述べる。

ロールプレイ縦断データにみる日本人男性の言語運用と意識野原 ゆかり (お茶の水女子大学)

地域住民としての活動をロールプレイで再現し,日本人男性の母語場面および接触場面での言語運用がどのように変容するのかを縦断データで観察する。また,ロールプレイ後のインタビューを通して言語調整への意識を探る。