第15回 「日本とアジアの消滅危機言語 ―私たちはいま,何をしなければならないか―」
- 日時
- 2021年2月27日 (土) 13:00~17:00
- 会場
- Web開催 (Zoom を使用)
- 申込み方法・定員
- 要事前申込み・参加無料
定員 500名 (先着順)
申込み方法についてはこちらをご覧ください。
- 主催
- 国立国語研究所
- 共催
- 東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 「多言語・多文化共生に向けた循環型の言語研究体制の構築」プロジェクト
開催趣旨
いま,世界中のマイナー言語 (弱小言語) が消滅の危機にひんしています。その理由は,社会システムの変化,経済システムの変化,それに伴う人の移動などさまざまですが,これらの言語が消滅するということは,長い歴史の中で醸成されてきた人類の智恵の一部が失われてしまうことを意味します。このような状況に警鐘を鳴らしたのが,2009年のユネスコの「消滅危機言語地図」 (第3版) の発表です。日本では8つの言語がこのリストに含まれていますが,消滅が危惧されるのは8つだけではありません。日本各地の伝統的な方言もまた,消滅の危機にあります。
ユネスコの発表を受けて,世界各地では言語の保存活動や,次の世代に言語を伝えるための継承活動がさかんに行われるようになりました。このフォーラムでは,国立国語研究所「消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」プロジェクトと東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所「多言語・多文化共生に向けた循環型の言語研究体制の構築」プロジェクトのメンバーが,日本やアジアで行ってきた言語の保存や継承活動について報告し,言語の多様性を守るために,現代に生きる私たちが,いま,何をしなければならないかについて考えます。
プログラム
13:00開会挨拶
13:05趣旨説明
13:10~13:40 講演1「日本各地の方言を守るために」 木部 暢子 (国立国語研究所 教授)
13:50~14:20 講演2「琉球のことばの継承保存」 山田 真寛 (国立国語研究所 准教授)
14:30~15:00 講演3「ミャンマーで失われつつある口承文芸を記録する」 倉部 慶太 (東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 助教)
15:10~15:40 講演4「ロシアのシベリア地域で話されているチュクチ語の保存と継承」 呉人 徳司 (東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 教授)
15:50~16:50 ディスカッション
司会 : 青井 隼人 (国立国語研究所 特任助教 / 東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 特任研究員)
16:50~17:00閉会あいさつ
参加申込み
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問い合わせ先
- 国立国語研究所 研究推進課 NINJALフォーラム担当
- Tel. : 042-540-4374 (平日 9:00~17:30)
E-mail : forum[at]ninjal.ac.jp
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