第12回 「ことばの多様性とコミュニケーション」

当日の全講演,パネルディスカッションの動画を,Youtube国立国語研究所チャンネルで公開しています。

開催概要

一口に日本語と言っても,個人や集団,社会,年齢,性別などによって実に様々な変種があります。最も分かりやすいのは地理的な方言ですが,他にも,社会的あるいは機能的なバラエティ,外国人が使う日本語のバラエティなどいろいろな変種があります。それらはどこから,どのようにして生じるのでしょうか。そのような多様性は,私たちのコミュニケーションにどのような影響を及ぼすのでしょうか。
この講演会では,日本語の多様性とコミュニケーションについて具体例を使って分かりやすく説明し,〈多様性〉こそが言語の神髄であり,言語研究の醍醐味であることをお伝えします。

  • 日時 : 平成30年2月3日 (土) 13:00~17:00
  • 会場 : 東京証券会館 ホール (東京都中央区日本橋茅場町1-5-8) [ 交通案内]
  • 聴講料 : 無料
  • 定員 : 300名
  • 主催 : 国立国語研究所

プログラム

第12回 NINJALフォーラム 「ことばの多様性とコミュニケーション」ポスター画像

[ PDF | 642KB ]

司会 : 野田 尚史 (国立国語研究所 研究主幹)

13:00~13:05開会挨拶

田窪 行則 (国立国語研究所 所長)

13:05第1部 : リレー講演

PARTⅠ 地理的バリエーション

  • 方言はどこまで通じるか?
    田窪 行則 (国立国語研究所)
  • 方言の生まれるところ
    大西 拓一郎 (国立国語研究所)

PARTⅡ 社会的・機能的バリエーション

  • ポップカルチャーと役割語
    金水 敏 (大阪大学)
  • ことばとキャラ
    定延 利之 (京都大学)

14:45~15:00休憩

PARTⅢ 外国語との係わりにおけるバリエーション

  • 日本語学習者のお国柄
    石黒 圭 (国立国語研究所)
  • ていねいさは世界共通か?
    宇佐美 まゆみ (国立国語研究所)

15:50第2部 : パネルディスカッション 「どうなる?これからの日本語」

コーディネーター : 野田 尚史

パネリスト : 田窪 行則,大西 拓一郎,金水 敏,定延 利之,石黒 圭,宇佐美 まゆみ

16:55閉会挨拶

窪薗 晴夫 (国立国語研究所 副所長)

お問い合わせ先

国立国語研究所 管理部 研究推進課
Tel. : 042-540-4353
E-mail : forum[at]ninjal.ac.jp