第11回 「オノマトペの魅力と不思議」
当日の講演,パネルディスカッションの動画を,Youtube国立国語研究所チャンネルで公開しています。
開催概要
日本語は「ゲラゲラ笑う」「メソメソ泣く」のように,オノマトペ (擬音語,擬態語) をとても好む言語だと言われています。「ガラガラ」 (赤ちゃんのおもちゃ) を筆頭に,「ガチャポン」や「ガリガリ君」 (商品名),「ピカチュウ」や「ひこにゃん」 (キャラクター名),「ペンペン草」「ミンミンゼミ」「ガラガラヘビ」 (動植物名) 等々,オノマトペに由来している語がたくさんあります。子供の童謡にも「ワンワン」や「ニャンニャン」などのオノマトペが不可欠です。
その一方で,謎が多いのもオノマトペの特徴です。そもそも日本語にオノマトペが多いのはなぜでしょう。その意味や役割は昔から変わらなかったのでしょうか。オノマトペにも方言があるのでしょうか。また外国語にもオノマトペはあるのでしょうか。外国人が日本語を学ぶ際に日本語のオノマトペはどのような障壁となるのでしょう。さらには大人のコミュニケーションではどのような役割を果たしているのでしょうか。
このフォーラムでは,このような疑問をもとにオノマトペをさまざまな観点から考察し,日本語を豊かにしていると言われるオノマトペの魅力と謎に迫ります。
- 日時 : 平成29年9月10日 (日) 13:00~16:50
- 会場 : 立命館大学 大阪いばらきキャンパス [ 交通案内]
- 聴講料 : 無料
- 主催 : 国立国語研究所,立命館大学大学院 言語教育情報研究科
プログラム
12:20~13:00受付
13:00~13:15
- 開会挨拶 : 影山 太郎 (国立国語研究所 所長)
- 趣旨説明 : 窪薗 晴夫 (国立国語研究所 副所長)
報告
司会 : 窪薗 晴夫
- 13:15~13:45
[報告1] オノマトペの意味は変化するか?
小野 正弘 (明治大学) - 13:45~14:15
[報告2] オノマトペにも方言があるか?
竹田 晃子 (立命館大学) - 14:15~14:30
休憩 - 14:30~15:00
[報告3] 外国語にもオノマトペはあるか?
秋田 喜美 (名古屋大学) - 15:00~15:30
[報告4] 外国人は日本語のオノマトペを使えるか?
岩﨑 典子 (ロンドン大学SOAS) - 15:30~16:00
[報告5] 「もふもふ」はどうやって生まれたか?
坂本 真樹 (電気通信大学)
16:00~16:50パネルディスカッション
コーディネーター : 窪薗 晴夫
パネリスト : 小野 正弘,竹田 晃子,秋田 喜美,岩﨑 典子,坂本 真樹
16:50
- 閉会挨拶 : 滝沢 直宏 (立命館大学大学院 言語教育情報研究科長)
お問い合わせ先
- NINJALフォーラム 「オノマトペの魅力と不思議」事務局
- forum[at]ninjal.ac.jp「[at]」を「@」に置き換えてください。