第3回 「日本の方言の多様性を守るために」
開催概要
グローバル化が進む中,世界中の少数言語が消滅の危機に瀕しています。日本の方言も例外ではありません。もし,ことばの地域差がなくなってしまったら,私たちの生活は,さぞかし味気ないものになってしまうことでしょう。このフォーラムでは,4人のパネリストがそれぞれ,奄美・沖縄方言を長年,調査・研究している立場から,子供たちに方言を伝えるための活動を行っている立場から,奄美・沖縄方言を研究している外国人の立場から,外国で少数民族の言語の調査・研究を行っている立場から,各言語・方言が置かれている現状を報告し,ことばの多様性を守ることの重要性について,みんなで考えてみたいと思います。
日時 | 平成22年12月18日 (土) 13:00~17:00 (開場12:30) |
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場所 | 霞が関 灘尾ホール (定員 300名) |
主催 | 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立国語研究所 |
プログラム
あいさつ
影山 太郎 (かげやま たろう)
国立国語研究所長
講演
- 琉球方言から考える言語多様性と文化多様性の危機
狩俣 繁久 (かりまた しげひさ)
琉球大学 教授 / 国立国語研究所 客員教授 - 「与論の言葉で話そう」 ―バイリンガル島を目指して―
菊 秀史 (きく ひでのり)
与論民俗村経営 (私設民俗資料館) - 消えてゆく小さな島のことば
Thomas Pellard (トマ・ペラール)
日本学術振興会 外国人特別研究員 / 京都大学 - 辺境から発信する言語学-シベリアのコリャーク語は今
呉人 惠 (くれびと めぐみ)
富山大学 教授 - 文化庁委託事業『危機的な状況にある言語・方言の実態に関する調査研究』中間報告
木部 暢子 (きべ のぶこ)
国立国語研究所 教授
パネルディスカッション
コーディネイター 木部 暢子
お申し込み
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お問い合わせ先
〒190-8561 東京都立川市緑町10-2
国立国語研究所研究推進課 フォーラム担当係
Tel. 042-540-4300 (代)