5.「病院の言葉」を分かりやすくする提案の使い方
各類型で取り上げる個々の言葉をどのように工夫して分かりやすくするかについては,類型を通じた共通の枠組みで検討し,定まった形式として工夫例を提示することにしました。言い換えや説明の具体例を,短く簡潔なものから詳細なものまで三種類用意し,医療者が個々の診療にかけられる時間や,一回一回の診療場面でその言葉がどれだけ重要であるかによって,説明例を選択できるように配慮しました。
誤解や不安などコミュニケーションの妨げになる問題も,個々の言葉の使われ方に即して具体的に記すようにしました。そのほか,注意しておくとよいことを簡潔にまとめました。こうして共通の形式にまとめることで,取り上げた言葉の工夫例を相互に比較しながら,患者に伝わりにくい言葉の問題について,全体的な見通しを持ってもらうことができるように配慮しました。
本提案で詳しい工夫の方法を示した言葉は57語だけですが,それ以外にも,患者に伝わりやすい言葉遣いの工夫が必要な言葉はたくさんあります。この提案が示す類型や,代表例を参考にして,医療者一人一人が,分かりやすく伝えるための工夫を行ってほしいと考えます。
誤解や不安などコミュニケーションの妨げになる問題も,個々の言葉の使われ方に即して具体的に記すようにしました。そのほか,注意しておくとよいことを簡潔にまとめました。こうして共通の形式にまとめることで,取り上げた言葉の工夫例を相互に比較しながら,患者に伝わりにくい言葉の問題について,全体的な見通しを持ってもらうことができるように配慮しました。
本提案で詳しい工夫の方法を示した言葉は57語だけですが,それ以外にも,患者に伝わりやすい言葉遣いの工夫が必要な言葉はたくさんあります。この提案が示す類型や,代表例を参考にして,医療者一人一人が,分かりやすく伝えるための工夫を行ってほしいと考えます。