「病院の言葉」を分かりやすくする提案

病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする 具体的な工夫について提案します。

設立趣意書
トップページ > 提案 > Ⅴ.中間報告に寄せられた意見 > 7.自由記述意見 > (3)教育や研修に使いたい

(3)教育や研修に使いたい

  • 「病院の言葉」がいかに分かりにくいか,医学教育にかかわる医師でも十分には理解されていない現状があります。中間報告の冊子を使って,参加型学習会などができないかと考えています。(医師・40代)
  • 医師研修のプログラムに是非取り入れて,コミュニケーションスキルの習得に役立てたいと思います。(医師・40代)
  • 地域保健活動を行う学生に対して,地域住民への説明の際に分かりやすく説明するための参考とします。(医師・60代)
  • 私は保健師養成の科目を担当しています。学生は,家庭訪問,市町村における健康教育の実習があります。その際いかによい人間関係を作り,分かりやすく専門的な用語をかみ砕いて説明するか苦心するところです。(医療系の教員)
  • 特にインフォームドコンセントを将来行う医学部の学生の教育に実際に活用されることを期待します。また,患者が「病院の言葉を分かりやすくした用語集」を容易に活用できる環境の提供も必要だと考えます。(医学系の教員・40代)
  • これをきっかけに,多くの専門用語を普通の言葉に言い換える気遣いが広がることを願います。逆に,このように言い換えるのだということでお手本・教習本のようになると,この内容が「暗記物」のように解釈されてしまうかもしれません。そうなると,この内容が示唆する重要な汎用(はんよう)性の高い技能につながりません。そこに注意して,利用することを勧めたいと思います。(医師・40代)
  • 今回の「提案」を基に語句を増やすことを,病院が主体的に行っていくことが重要だと考えています。しかし,この提案の目的,患者中心の医療の本質的な部分を医療従事者全体が一致していないことが問題だととらえています。今後,看護者として,この「提案」を看護の実践者への教育に活用していきたいと思います。(看護師・50代)
  • 現場ではとても助かります。院内の委員会でも安易に使用される用語に対し,異論を出すたびに疲労感を覚えています。冊子の提示により理解の助けになると思います。(看護師・50代)
©2008 The National Institute for Japanese Language