「病院の言葉」を分かりやすくする提案

病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする 具体的な工夫について提案します。

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1.意見公募の方式

 「Ⅳ.検討の経過」の「5.中間報告の発表と意見公募」の節で述べたように,「病院の言葉」を分かりやすくする提案の中間報告について,意見公募を実施しました。意見公募は,二つのことを目的として行いました。まず,選択肢を用意して回答してもらうことによって,この提案に対する評価や活用方法・改善意見などの全体的傾向を把握することです。もう一つは,自由に記述してもらうことで,「病院の言葉」についての多様な意見を知ることです。二つとも,中間報告を改善して最終報告をよりよいものにするのに役立ちますし,その結果を整理することで,この提案の問題意識や方向性について,医療界や社会がどのように受け止めたかが報告できると考えました。
 意見は,次の A)B)いずれかの方式で寄せてもらいました。A)の(1)は,あらかじめ意見を求めたい対象に定め,報告書を送付した先の人が回答することを想定したもの,A)の(2)と B)は,関心を持った人が広く回答することを想定したものです。

A)アンケート形式

(1)中間報告書を送付した際に,アンケート用紙を同封し,次のいずれかの方式で回答を依頼する。
   ① アンケート用紙に記入し,郵送(返信封筒は同封しない)かFAXで返送。
   ② アンケート用紙と同内容のホームページ上の(2)に記入。

(2)「病院の言葉」を分かりやすくする提案のホームページに,意見公募中であることを示し,アンケートページに記入してもらう。

B)自由な形式

郵便,FAX,メール等,自由な形式で意見を書いてもらう。

 

それぞれの回答件数は表1の通りです。大多数を占める A)は,その内部で比率を示しました。

表1 意見公募の方式と回答件数
  回答件数 比率
A)アンケート形式 (1)報告書を送付した人・機関 ①アンケート用紙 461 66.9%
②ホームページ 130
小 計 591
(2)報告書を送付していない人・機関 289 32.7%
不  明 4 0.5%
合  計 884 100.1%
B)自由な形式 9  
総   計 893

 約3分の2は,報告書を送付した先から回収されたものでした。報告書は約6,000冊配付したので,10%弱の回収率になります。

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