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うっかり
うっかり
<どう使う?>
1.
大切な約束を
うっかり
忘れてしまった。
2.
うっかり
して降りる駅を乗り過ごした。
3.
うちの母親は
うっかり
者で困る。
⇒{反対の意味のことば}:うちの母親は
しっかり
者だ。
4.
試験の点が悪いのは、
うっかり
ミスが多いからだ。
<文例>
1.
忙しかったため、大切な電話があったことを上司に伝えるのを
うっかり
忘れた。
<もっとくわしく>
うっかり
忘れたというのは、大切な約束や電話の伝言など絶対に忘れては困るようなことがあるのに、ほかのことで忙しくしていて忘れてしまうことです。
うっかり
忘れたことは、自分で気がつくこともあるし、ほかの人から言われて気がつくこともありますが、気がついたときにはもう遅いことが多いです。
2.
電車に乗ったら大学時代の友人に会った。久しぶりだったので、いろいろな話しをしていたら、
うっかり
して降りる駅を乗り過ごしてしまった。
<もっとくわしく>
電車に乗って、とても面白い本を読んでいたり、だれかと夢中になって話したりしているとき、今どこの駅を通っているか全然見ないことがあります。そんなとき、自分が降りるつもりだった駅を
うっかり
して乗り過ごしてしまいます。
3.
うちの母親は
うっかり
者で、よくいろいろなものを忘れてくる。この間もスーパーへ行って買い物したものは持って帰ってきたが、スーパーのかごにお財布を忘れてきた。帰ってきてすぐスーパーの店員から電話があり、あわてて財布を取りに行った。
<もっとくわしく>
うっかり
者というのは、よく大切な約束を忘れたり、どこかに忘れ物をしてきたり、簡単なことをすぐ間違えたりするなど、うっかりして失敗することが多い人のことです。
4.
試験の前にいっしょうけんめい勉強しても、試験の点があまり良くないのは、
うっかり
ミスで点を引かれているためだろう。
<もっとくわしく>
試験での
うっかり
ミスというのは、問題をよく読まないために答えの書き方を間違えたり、問題の答えがわかっているのに答えを違うところに書いてしまったりなどの、つまらないミスのことです。
うっかり
ミスをよくする人は、注意力が足りないことが多いです。また、せっかく勉強しても、
うっかり
ミスが多い人はなかなか成績が上がりません。
<会話を読んでみよう>
1)
[朝、家を出る前] A:中学生 B:母親
A:
あーっ、大変。今日までに学校に出さなきゃいけないプリント、
うっかり
忘れてた。
B:
まったく何やってるの。で、何のプリントなの?
A:
修学旅行の申し込み書だよ。今日が締め切りなんだ。
B:
もう、しょうがないわねえ。今すぐ書いてあげるから早く持ってきなさい。
2)
[会社で]A:課長 B:女性社員
A:
ちょっと、木村さん、こっち来てくれますか。
B:
はい、課長、何でしょう。
A:
ここ、先方の住所はいいんですけど、名前が一字違うでしょう。こういう
うっかり
ミスは困りますねぇ。これからもっと注意するように。
B:
はい。申し訳ありません。気をつけます。
<まんがを読もう!>
1.
[うっかり] 乗り過ごし
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