ホーム
»
50音別
»
ぺらぺら
ぺらぺら
<どう使う?>
1.
外国語が
ぺらぺら
だ。
2.
ぺらぺら
よくしゃべる。
・ 類語⇒べらべら
3.
ページを
ぺらぺら
とめくる。
4.
ぺらぺら
の紙。
文例
1.
林さんは、子供のときに10年間イギリスに住んでいたので、英語が
ぺらぺら
です。
<もっとくわしく>
例えば英語がとても上手に、アメリカ人やイギリス人と同じようにかなりの速さで、自由に話せるとき、英語が
ぺらぺら
だと言います。中国語が
ぺらぺら
の人(ぺらぺらな人)、日本語が
ぺらぺら
になりたい、のようにも使います。
2.
女子高校生たちが3人、電車に乗ってきた。彼女たちは乗ってから降りるまで30分ぐらい、ずっと
ぺらぺら
おしゃべりし続けていた。よくあんなに話すことがあるなあ、とおどろいてしまった。
<もっとくわしく>
長い時間、途中で止まらずにずっと話し続けるようすを、
ぺらぺら
話すと言います。
ぺらぺら
話していることは、あまり大切ではないことが多いです。また、秘密など、ほかの人に言ってはいけないことをつい話してしまったときなどは、「秘密を
ぺらぺら
しゃべってしまった」と言います。
3.
子供のころよく、家に置いてあった大きな百科辞典を見るのが好きだった。あるとき、ページを
ぺらぺら
とめくっていたら、中から古い写真が出てきた。
<もっとくわしく>
本などのページを
ぺらぺら
めくるというときは、どこか特別のページを開いて読むとか、第1ページ目からゆっくり読んでいくとかいうのではありません。本のどこか好きなところを何ページか続けて
ぺらぺら
めくって見ていくときは、本の内容はあまりちゃんと読んでいないことが多いです。
4.
外国に手紙を送るときは、びんせんや封筒が厚い紙だと重くて料金も高くなるので、
ぺらぺら
のびんせんや封筒を使う人が多い。
<もっとくわしく>
手紙を書くときのびんせん、そしてそれを入れる封筒が
ぺらぺら
だというのは、びんせんや封筒の材料である紙がとてもうすくて軽いことを言います。紙のほかに、シャツやスカートなど、洋服やその生地がとてもうすいときも
ぺらぺら
だと言いますし、肉が本当にうすく切ってあって、手に持つと向こうが見えそうなぐらいうすいときも、
ぺらぺら
の肉は味がしない、と言ったりします。
<会話を読んでみよう>
1)
[高校の教室で] A:男子生徒 B:女子生徒
A:
みちこさん、K大学の英語科に合格したらしいよ。
B:
そう、すごいね。彼女、中学から高校1年まで留学してたからね。英語も
ぺらぺら
だし、それに頭もいいのよ。
A:
そうそう。いいよね。
2)
[家でテレビを見ながら]A:妻 B:夫
A:
あのタレント、最近よくテレビに出てるんじゃない?
B:
そうだね。でも、よくあんなに一人で
ぺらぺら
しゃべり続けられるよな。
A:
ほんと。あれじゃ、ほかの人が何も言えなくなっちゃうわね。
3)
[大学のサークルで]A:男子大学生 B:女子大学生
A:
この間、はじめてパソコンで名刺作ったんだ。
B:
どれ、見せて。わあ、これ、紙が
ぺらぺら
じゃない。
A:
やっぱり? だめかなあ。
B:
そうね。名刺に使う紙はもう少し厚いほうがいいよ。
ぺらぺら
だと、人間まで軽いって思われちゃうかもよ。
まんがを読もう!
1.
[ぺらぺら] オウムに負けた!
1.
[ぺらぺら] 太郎と次郎の作文。
(c) 2004-2007
National Institute for Japanese Language and Linguistics