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はらはら
はらはら
<どう使う?>
1.
木の葉が
はらはら
と散る。
⇒{ 似た意味のことば}:涙がぽろぽろ落ちた。
2.
涙が
はらはら
と落ちた。
3.
道で遊んでいる子供を見ると
はらはら
する。
4.
サーカスのつなわたりは,
はらはら
どきどきの連続だった。
⇒{ 似た意味のことば}:
どきどき
文例
1.
公園の木の葉の色が変わり
はらはら
と散っていくのを見ると,ちょっとさびしくなる。
<もっとくわしく>
秋になると,木の葉が赤や黄色に紅葉して自然に少しずつ落ちていきます。また,桜の花も咲いて何日かすると,
はらはら
と散ってしまいます。そのときの葉や花が落ちるようすを,
はらはら
と散ると言います。
2.
悲しい小説を読んでいたら,涙が
はらはら
と落ちて本がぬれてしまった。
<もっとくわしく>
涙が
はらはら
と落ちるというのは,声を出して泣いているというのではなく,一人で本を読んでいたり悲しい映画を見たりしたときに,目から涙があふれてきて静かにほおを流れていくようすです。
3.
家の前の道は1日中車がよく通るのだが,時々子供たちが道でボール遊びをしているので,見ていて
はらはら
してしまう。
<もっとくわしく>
子供たちが車の通る道で遊んでいるのを見ると,いつ車が来るだろうか,車が来たらあぶないなあととても心配になります。そういうときの気持ちを
はらはら
すると言います。
4.
サーカスの綱わたりは,男の人が何度もバランスをくずしたので,
はらはら
どきどき
の連続だった。
<もっとくわしく>
サーカスの綱わたりを見ていると,わたっている間にバランスをくずして落ちそうになることがあるので,見ている観客はいつか落ちるのではないかと,見ているのがこわいという気持ちがずっと続きます。そんな時,見ていて
はらはら
どきどき
の連続だと言います。
<会話を読んでみよう>
1)
[学芸会で] A:母 B:父
A:
あの子,いつも同じところでせりふを間違えてたけど,今日は
ちゃんと
言えるかしら。
B:
うん,ちょっと心配だな…。おっ,いよいよあの子のクラスの番だぞ。
A:
あー,
はらはら
して見ていられないわ。
2)
[公園で桜を見ながら] A:おじいちゃん B:おばあちゃん
A:
桜ももう終わりだな。
B:
桜の花びらが
はらはら
と散るのは本当に風流ですよね。今日は来てよかったですね。
A:
せっかくだから,木の下で記念に写真でも撮るとするか。
まんがを読もう!
1.
[はらはら] 秋から冬へ
2.
[はらはら] サーカス
(c) 2004-2007
National Institute for Japanese Language and Linguistics