ツールを起動したら,使用前に次の設定を行なって下さい。
注釈をつける前に,注釈者名を登録します。画面上部のメニューから[注釈]⇒[注釈者名]を実行し,自分の名前やニックネームを入力して下さい。ここで指定した文字列は,注釈をつけたとき,注釈者名が自動的に入力されます。指定しないと,「未指定」となります。
討論の参加者の名前やニックネームを登録します。注釈者名のときと同様,画面上部のメニューから[注釈]⇒[討論者]を実行してください。最大5名まで登録できます。登録した討論者は,個々に注釈用ボタンが表示されます。空欄の場合は,注釈用ボタンは表示されません。
注釈にはラベルをつけることができます。ラベルの設定は,[注釈]⇒[ラベル]から行ってください。下の例では,ラベルとして「意見」「相づち」「確認」「管理」「質問」を定義しています。
個々のラベルには,色を定義することもできます。ラベルの登録画面で,「マーク色」の部分の色をクリックすると,色定義用のウィンドウが表示されるので,そこで好みの色を選択します。定義した色は,「グラフ」欄に表示される図などに反映されます。
ボタン操作によるアノテーション時の動作設定を行います。動作設定には,次の三つがあります。
使用するPCの時刻が正しく設定されていることを確認して下さい。
特に,目の前の議論に対するアノテーションなど,リアルタイムでアノテーションを行う場合は,議論を撮影したビデオや,他の観察者のアノテーション結果と同期する際に正確な時間情報が必要になります。
時刻合わせには,インタネット上の時刻合わせ用のサーバ(NTP サーバ)を利用することを推奨します。次の例は,Windows7 での設定例です。[コントロープパネル]⇒[日付と時刻の設定]⇒[設定の変更日付と時刻](下図左)⇒「インターネット時刻設定」(下図右)で適当なサーバを設定して下さい。なお,Windows では,時刻同期の間隔が1週間(デフォルト)と長いので,ツールを使う前に,「今すぐ更新」ボタンで強制的に同期することをおすすめします。