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慣用表現
秋の日は釣瓶(つるべ)落としことわざ
秋の夕暮れは、一気に暗くなること
「あれっ?もうこんなに暗くなっちゃった」
飛ぶ鳥を落とす勢い慣用句
勢いがとても盛んなことを表す
M社はここ数年、急成長しており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
1975年当時、アラブ諸国やイランなどの産油国は、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。(View of the World - Masuhiko Hirobuchi廣淵升彦・国際ジャーナリスト講演スヌーピーエッセイ)コーパス
命を落とす慣用句
事故や病気などで亡くなる。「人命を落とす」や「(亡くなった人が一人の場合は)一命を落とす」が使われることもある。
彼女のご両親は、交通事故で命を落とした。
残念ながら「乳がん」は命を落とす可能性のある病気です。(【検診・治療ハウマッチ】保険対象外!?乳ガンに関するお金の話 | ブレキャンガイド)コーパス
株を落とす慣用句
評価を下げる
他人の悪口を言うことは、自分の株を落としてしまうことにもなりかねない。
前回で稚拙な報復を企て大いに株を落とした揚句、今回では近藤の暗殺を画策するも「策士、策に溺れる」ということわざ通りあっという間に殺されてしまいました。 (つれづれ歴史語り 2011年『新選組血風録』を語る!)コーパス
気[力]を落とす慣用句
がっかりする。
おばあさんも天国からあなたを見ていると思いますよ!どうぞ気を落とさずがんばって。
たとえ残念な結果となった場合でも、気を落とすことなく次の選考に向けて準備を進めましょう。 (外国人留学生特集 - マイナビ2013)コーパス
ため息[嘆息]を落とす慣用句
心配や失望などで思わず息をはく
何を話しかけても新聞から目を話さない夫を見て、彼女は小さくため息を落とした。
哀しいことに、ソーシャルワーカーや肝心の障害当事者にも思い込みがはこびり、ため息を落としたくなるときがあります。(Welcome to Adobe GoLive 6)コーパス
原稿を落とす慣用句
(新聞や雑誌などで)原稿がしめきりに間に合わない
依頼を受け過ぎて、万が一原稿を落としてしまったら、ライターとしての信用を失う。
この描き込みの過剰さが、宮谷の劇画家生命を縮めたのかもしれない。最後の頃は、連載の原稿を落とし続け、待機する編集者の前からアシスタントごと忽然と姿を消したりしていたそうである。(実著者不明/永山薫(著)『ネットプレイヤー』セブン新社、2003コーパス
身を落とす慣用句
社会的地位がなくなり、生活程度などが惨めな状態になる
彼女は突然、すべてを失い、失意のうちに身を落とした。
私は数年前に生活が苦しくなってから今まで、決済を先送りにしてきたのである。それが破綻して、路上生活に身を落とした。(松井計(著)『ホームレス失格』幻冬舎、2002コーパス
幕を切って落とす慣用句
(主に受身の形で使われて)はなばなしくイベントや争いごとなどを始める。
いよいよ明日、オリンピックの幕が切って落とされる。
こうしてトロイ戦争の幕は切って落とされたのである。 (不思議館〜古代の不思議〜)コーパス
肩を落とす慣用句
がっかりする。落胆する。
コーパス用例
執筆:中溝 朋子 校閲:砂川 有里子