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慣用表現
飽きが来る慣用句
いや(きらい)になり、続ける気がなくなる
いくら食べても飽きが来ない。
毎回同じような料理では、室津様も飽きがくるでしょう。(龍島穣著 『人妻秘書』, 2001, 913)コーパス
頭に来る慣用句
不満・不快なことが原因で、興奮する
あいつは頭に来ることを平気で言う。
何度も同じ事柄を説明することほど、頭にくることはありません。(古谷治子著 『心を動かす電話の応対』, 2003, 336)コーパス
がたが来る慣用句
年月が経って古くなり、働きが鈍る
最近、体のいたるところにガタが来ている。
加齢とともに股関節にガタが来ると洋式便器はとても有り難いものになります。(Yahoo!ブログ, 2008, 乗り物)コーパス
来る者(は)拒まずことわざ
仲間になりたい,行動をともにしたいと寄ってくる者は誰でも快く受け入れる
「来る者は拒まず去る者は追わず」というのが私の人生観です。
北海道には人のルーツを詮索しない、来る者は拒まず去る者は追わずのメンタリティーがある。(船木春仁著 『時代がやっと追いついた』, 2003, 332)コーパス
来るところまで来たことわざ
限界に達する
二人の関係は来るところまできてしまった。
社会の構造が変化し、個人のライフスタイルが複雑に入り組み、多様化と個性化が来るところまで来たのですから、人間と人間の関係もより分化したといえるでしょう。(佐藤義雄著;杉本康希取材・編集 『「人脈」創る・育てる・活かす』, 2003, 336)コーパス
執筆:李 澤熊 校閲:籾山 洋介