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慣用表現
足を伸ばす慣用句
ある地点より、さらに遠くまで移動する。
出張で大阪に行ったついでに、京都まで足を伸ばして観光してきた。
そして、せっかく盛岡まできたのですから、帰りには市内まで足を延ばして、本場盛岡冷麺を食べていってください。(Yahoo!知恵袋, 2005, 国内)コーパス
手を伸ばす慣用句
事業などの範囲を拡大する。
彼は飲食店や宿泊事業にまで手を伸ばした。
面白いのは、学生が過激思想に走りがちなのは学生生活に経済上の不満が多いからだと分析し、学生課の活動の一環として、就職相談、アルバイト斡旋、奨学金紹介、貸間下宿紹介、学資貸与、貧窮学生の授業料免除など、それまで大学の事務当局がやることは考えられなかった学生生活支援のさまざまに手をのばすようになったことだ。(文藝春秋, 2001, 一般)コーパス
鼻の下を伸ばす慣用句
(主に)男性が好みの女性に対して甘い態度を取る。
彼は女性に優しくされると、つい鼻の下を伸ばしてしまう。
羽を伸ばす慣用句
束縛された状態から開放されて、のびのびと自由にふるまう。
仕事が忙しいのはいいことですが、たまには羽を伸ばすことも必要ですよ。
有給休暇を溜めこんでおいたおかげとはいえ、この忙しい時期にひとりだけ羽を伸ばすことに若干の肩身の狭さを覚えずにはいられない。 (松岡圭祐著 『千里眼マジシャンの少女』, 2004, 913)コーパス
執筆:李 澤熊 校閲:籾山 洋介