既刊内容 (第11号~第20号)

【第20号】 (2006年10月)

研究論文

  • 台湾残存日本語にみられる否定辞「ナイ」と「ン」―花蓮県をフィールドに― 簡 月真
  • 格助詞「へ」で終わる広告コピーにおける「へ」の機能 ―格助詞「に」との互換性という観点から― 李 欣怡
  • 三者面接調査における回答者間の相互作用 ―同性の友人同士の場合― 熊谷 智子,木谷 直之

調査報告

  • 非漢字圏日本語学習者の漢字学習意識に関する研究 ―スリランカの学習者を対象として― ガヤトゥリ ハットトワ‐ガマゲ

書評

  • 国立国語研究所編『太陽コーパス 雑誌『太陽』日本語データベース』,『雑誌『太陽』による確立期現代語の研究 『太陽コーパス』研究論文集』 岡島 昭浩

研究所報告

  • 山形県鶴岡市における「場面差調査」 尾崎 喜光

世界の言語研究所

  • 言語資源協会 (GSK) (日本) 橋田 浩一,田中 穂積

【第19号】 (2006年4月)

研究論文

  • 敬語動詞における日本語学習者の中間言語の量的研究 ―中国人および韓国人学習者と日本語母語話者との比較から― 宮田 剛章
  • 新潟県南部方言のオ段長音開合現象 ―老年男・女各1名の音響的実相及び発音口形の比較― 大橋 勝男,大橋 純一,河内 秀樹
  • 指示表現の情意 ―語り手の視点ストラテジーとして― 泉子・K・メイナード
  • 近代関西語の順接仮定表現 ―ナラからタラへの交代をめぐって― 矢島 正浩

調査報告

  • 宇和島方言アクセントについて 清水 誠治

研究ノート

  • コア図式を用いた多義動詞「とる」の認知意味論的説明 松田 文子

研究所報告

  • シソーラスの可能性 山崎誠
  • 『分類語彙表』の特徴と位置付け 柏野 和佳子

世界の言語研究所

  • 言語資料コンソーシアム (アメリカ合衆国)  黒橋 禎夫

【第18号】 (2005年10月)

研究論文

  • 名詞述語文,形容動詞述語文,ウナギ文 丹羽哲也
  • 「話者の移行期」に現れるあいづち ―日本語,台湾の「国語」と台湾語を中心に― 陳 姿菁
  • 断わりとして用いられた日韓両言語の「中途終了文」―ポライトネスの観点から― 元 智恩
  • 明治初期以降の哲学と論理学の新出語 朱 京偉

調査報告

  • 日韓の社会人における第三者敬語の対照研究 ―アンケート調査の結果から― 金 順任

研究所報告

  • 海外における日本語学習者の学習環境と学習手段 小河原 義朗,金田 智子,笠井 淳子

世界の言語研究所

  • スロベニアの言語研究所と言語資源 (スロベニア) 茂木 俊伸,アンドレイ=ベケシュ

【第17号】 (2005年4月)

研究論文

  • 日本語のイントネーションとアクセントの関係の多様性 定延 利之
  • 日本語と韓国語の複数形接尾辞の使用範囲 ―文学作品と意識調査の分析結果から― 鄭 惠先
  • 日本語の「逆接」の接続助詞について ―情報の質と処理単位を軸に― 衣畑 智秀
  • 原因・理由表現の分布と歴史 ―『方言文法全国地図』と過去の方言文献との対照から― 彦坂 佳宣

研究ノート

  • 「~的」の新用法について 金澤 裕之

研究所報告

  • 自治体職員の行政コミュニケーションに見られる地域差 朝日 祥之,吉岡 泰夫,相澤 正夫

世界の言語研究所

  • 延世大学校言語情報研究院 (ILIS) と韓国語辞典の編纂 (韓国) 徐 尚揆

【第16号】 (2004年10月)

研究論文

  • 隠喩の意味することと行うこと 杉本 巧
  • 若年層関西方言の否定辞にみる言語変化のタイプ 高木 千恵
  • 標準語形初出年と鉄道距離重心 ―鉄道距離・使用率・初出年の3D散布図と東西クラスター― 井上 史雄
  • 新造オノマトペの音韻構造と分節の無標性 那須 昭夫

研究所報告

  • 『日本語話し言葉コーパス』における単位認定基準について 小椋 秀樹,山口 昌也,西川 賢哉,石塚 京子,木村 睦子

世界の言語研究所

  • 沖縄言語研究センター (日本) かりまた しげひさ

【第15号】 (2004年4月)

研究論文

  • 「もっと」の否定的用法について 佐野 由紀子
  • 日韓断り談話に見られる理由表現マーカー ―ウチ・ソト・ヨソという観点から― 任 炫樹
  • 小説における補文標識「の」「こと」の使い分けについて ―語り手の心的態度の観点から― 尾野 治彦

調査報告

  • 在日コリアン一世の大阪方言アクセントの習得 ―済州道方言話者と慶尚道方言話者の場合― 高 千恵
  • 『附音挿圖 英和字彙』における漢字表記語の性格 ―二字表記語の調査― 李 慈鎬

研究所報告

  • 『日本語話し言葉コーパス』の概要 前川 喜久雄

世界の言語研究所

  • 北京日本学研究センター (中国) 徐 一平

【第14号】 (2003年10月)

  • 全体から細部を見る 山口 佳紀

研究論文

  • 同年代の初対面同士による会話に見られる「ダ体発話」へのシフト ―生起しやすい状況とその頻度をめぐって― 陳 文敏
  • 漢字平仮名交じり文中における表記の選択 ―博文館『太陽』における外国地名の漢字表記と片仮名表記― 深澤 愛
  • 易しい言語形式と複雑な言語形式の習得に適した学習条件 ―助詞「に」「で」と推量助動詞の場合― ウェイ諸石 万里子
  • カジュアル・スピーチにおける有標性について 河井 潤二

研究ノート

  • エントロピーと冗長度で表現の多様性と規則性を表す試み ―韓国語系日本語学習者の敬語表現を例に― 玉岡 賀津雄,宮岡 弥生,林 炫情

世界の言語研究所

  • 国立英語学習到達研究センター (アメリカ合衆国)

【第13号】 (2003年4月)

  • 分野を超えて対話可能な言語表現を 杉田 繁治

研究論文

  • 形容詞の中止形を用いた複文における先行句節と後続句節の関係 津留崎 由紀子
  • もののかずをあらわす数詞の用法について 加藤 美紀
  • 介護現場のカタカナ語 中山恵利子
  • 英語に入った日本語語彙の初出年調査 早川 勇
  • ハズダとニチガイナイについて ―両者の置き換えの可否を中心に― 岡部 嘉幸

世界の言語研究所

  • 欧州現代言語センター (オーストリア)

報告

  • 第11回 国立国語研究所国際シンポジウム報告
  • 平成14年度国立国語研究所研究発表会報告

【第12号】 (2002年10月)

  • 「引く」ということ 安永尚志

研究論文

  • 「する」と「やる」 ―非動作名詞がヲ格に立つ場合― 大塚 望
  • 比較構文に出現する程度副詞 ―スケールの相違という観点から― 川端 元子
  • 副詞の共起形式に関する史的変遷 ―推量のモダリティ副詞を中心に― 小池 康
  • 多重主格構文の派生と解釈 中村 裕昭
  • 明治期における近代哲学用語の成立 ―哲学辞典類による検証― 朱 京偉
  • 付属語「きり」の用法の変遷について ―江戸語・東京語を中心に― 渡邊 ゆかり
  • 非意図的であることを表す副詞 (的機能を持つ表現) の意味分析 ―うっかり (と),うかうか (と),うかつに,うかつにも― 李 澤熊

世界の言語研究所

  • マックス・プランク心理言語学研究所 喜多 壮太郎

案内・報告

  • 平成14年度国立国語研究所公開研究発表会ご案内
  • 第10回国立国語研究所国際シンポジウム報告
  • 国際シンポジウム開催のお知らせ

【第11号】 (2002年4月)

  • コミュニケーション能力とは何か 鳥飼 玖美子

研究論文

  • Face Threatening Act を明示するメタ言語表現について ― 討論形態の談話の分析から― 加藤 陽子
  • 日本語と韓国語における呼称選択の適切性 林炫情,玉岡賀津雄,深見 兼孝
  • 「連語論」<「移動動詞」と「空間名詞」との関係> ―中国語の視点から― 方 美麗
  • ことば遊びは何を伝えるか? ―ヤーコブソンの <詩的機能> とグライスの会話理論を媒介として― 滝浦 真人

調査報告

  • 明治期学術漢語の一般化の過程 ―『哲学字彙』と各種メディアの語彙表との対照― 真田 治子
  • 話者交替における発話の重なり ―母語場面と接触場面の会話について― 木暮 律子

研究ノート

  • 『国語年鑑』に見る分野別文献数の動向 ―1985~2000年の雑誌掲載文献― 斎藤 達哉,新野 直哉

研究紹介

  • メディアにおけるジェンダーイデオロギーの再構築と維持 大原 由美子

世界の言語研究所

  • 科学研究最高審議会 スペイン語研究所 上田 博人

報告

  • 第9回 国立国語研究所国際シンポジウム報告
  • 平成13年度国立国語研究所公開研究発表会報告