既刊内容 (第1号~第10号)

【第10号】 (2001年10月)

  • 文化と言語資源 田中穂積

研究論文

  • 空間移動を表す動詞の分析 ―構文特性・アスペクト特性・タクシス特性に基づいて― 岡田 幸彦
  • 接続助詞の語彙的な意味と文脈的な意 味―クセニとノニの記述と分析を巡って― 渡部 学
  • 京都市方言・女性話者の「ハル敬語」 ―自然談話資料を用いた事例研究― 辻 加代子
  • 『哲学字彙』再版と三版の増補訳語について 朱京偉

調査報告

  • 『厚生白書』のカタカナ語 中山 恵利子

世界の言語研究所

  • コレヒオ・デ・メヒコ 上田 博人

案内

  • 国立国語研究所国際シンポジウムのご案内

【第9号】 (2001年4月)

  • 厳しさの底にあるもの 野地 潤家

特集 : 電子化資料による日本語研究 研究論文

  • サ変動詞の活用のゆれについて ―電子資料に基づく分析― 田野村 忠温

特集 : 電子化資料による日本語研究 研究ノート

  • 新聞漢字調査の現状と将来 横山 詔一,笹原 宏之,エリク・ロング,谷本 玲大
  • 「日本語話し言葉コーパス」における書き起こしの方法とその基準について 小磯 花絵,土屋 菜穂子,間淵 洋子,斉藤 美紀,籠宮 隆之,菊池 英明,前川 喜久雄

研究論文

  • いわゆる詠嘆・含蓄の「も」について 畠山 真一
  • 高知県方言ラ (-) の暗示性と明示性 上野 智子
  • 九州における活用型統合の模様とその経緯 ―『方言文法全国地図』九州地域の解釈― 彦坂 佳宣

調査報告

  • 高校国語教科書における外来語の使用状況 橋本 和佳
  • 被調査者の属性による偏りを持たない項目 ―『国語に関する世論調査』 (H7年度調査~10年度調査) から― 田中 ゆかり

世界の言語研究所

  • アイオワ大学 (FLAREプログラム)

報告

  • 平成12年度国立国語研究所研究所公開研究発表会報告

【第8号】 (2000年10月)

  • ことばのサーモグラフィー 中西 進

研究論文

  • 連用修飾成分「ほど」句の用法について 井本 亮
  • 関係動詞の語彙と文法的特徴 ―照合行為の介在をめぐって― 山岡 政紀
  • 日本語心理動詞の適切な扱いに向けて 三原 健一

調査報告

  • 19世紀末の韓国語における日本製漢語 ―日韓同形漢語の視点から― 張 元哉
  • 漢字語と仮名語における語処理の差異 ―英語話者日本語学習者の思考過程― 豊田 悦子,久保田 真理子
  • 異体字に対するなじみと好み ―接触印象・使用頻度との関係― 笹原 宏之,横山 詔一

研究ノート

  • 明治初期小新聞に見る「です」の様相 長崎 靖子
  • 総合雑誌『太陽』の本文の様態と電子化テキスト 田中 牧郎,小木曽 智信

世界の言語研究所

  • フィリピノ語委員会

案内

  • 第8回国立国語研究所国際シンポジウムご案内
  • 平成12年度国立国語研究所公開研究発表会ご案内

【第7号】 (2000年4月)

  • 「新しい日本語」と日本語教育 阪田 雪子

研究論文

  • 「非限定」の連体修飾節に関する一考察 ―「眼前描写」の連体修飾節について― ソムキャット・チャウェンギッジワニッシュ
  • 動詞慣用句に対する統語的操作の階層関係 石田 プリシラ
  • 共同発話における参加者の立場と言語・非言語行動の関連について ポリー・ザトラウスキー
  • ニ格名詞句の意味解釈を支える構造的原理 和氣 愛仁
  • 言語行動分析の観点 ―「行動の仕方」を形づくる諸要素について― 熊谷 智子

調査報告

  • ポンペイ語に取り入れられた日本語 ―外来語となった日本語とその退潮― 宮城 紀美

研究ノート

  • 可能構文における格交替現象について 中村 裕昭
  • 災害時の外国人に対する情報提供のための日本語表現とその有効性に関する試論 松田 陽子,前田 理佳子,佐藤 和之

世界の言語研究所

  • トルコ言語協会 (TDK)

報告

  • 平成11年度国立国語研究所公開研究発表会報告
  • 第7回国立国語研究所国際シンポジウム報告 ―その2― 第4専門部会 / 第5専門部会 / 第6専門部会

【第6号】 (1999年10月)

  • 脳から見た言語 廣瀬 肇

研究論文

  • サエとデサエ 菊地 康人
  • ダケの位置と限定のあり方 ―名詞句ダケ文とダケダ文― 安部 朋世
  • 愛媛県青島方言のアクセント 清水 誠治,秋山 英治
  • 確認要求表現としての「ダロウネ」 宮崎 和人

書評

  • 横山 詔一,笹原 宏之,野崎 浩成,エリク=ロング 編著 『新聞電子メディアの漢字―朝日新聞CD-ROMによる漢字頻度表―』 豊島 正之

世界の言語研究所

  • フランス国立科学研究センター音声言語研究所 CNRS LPL 西沼 行博

報告

  • 第7回国立国語研究所国際シンポジウム報告
  • 平成11年度国立国語研究所公開研究発表会ご案内

【第5号】 (1999年4月)

  • 21世紀におけることばの役割 ―求心性と多様性― 小池 生夫

研究論文

  • 語彙概念構造レベルでの複合 小林 英樹
  • 東京と大阪の談話におけるあいづちの種類とその運用 ヤスコ・ナガノ・マドセン,杉藤 美代子
  • 富山県における指定辞デャ・ダ・ジャ・ヤの分布と変遷 小西 いずみ
  • 外来語アクセントにおける原語の発音の関与について ―4モーラ以下の語を中心に― 田野村 忠温
  • 高知県方言の副助詞「バー」の意味機能 上野 智子

調査報告

  • 国語辞典編集のための用例データベース 木村 睦子,加藤 安彦,田中 牧郎

論文

  • 談話研究のツールとしての転記エディターと談話データベース 亀山 真一

世界の言語研究所

  • 語言文字応用研究所 (中国) 胡 士雲,古川 裕

報告・案内

  • 国立国語研究所創立50周年記念事業 見聞録 片桐 恭弘,近藤 泰弘
  • 第7回国立国語研究所国際シンポジウムご案内

【第4号】 (1998年10月)

  • 脚本の醍醐味 寺島 アキ子

研究論文

  • 日本語動詞の活用体系 ハイコ・ナロク
  • 現代日本語の不完結相 ―シツツアルの意味記述― 副島 健作
  • 標準語法の性格 田中 章夫
  • 年少者日本語教育に関する教師の言語教育観 岡崎 敏雄
  • 水海道方言の対格 ―有生対格と無生対格の統語論― 佐々木 冠

研究ノート

  • 富山県砺波方言の終助詞「ジャ」の意味記述 井上 優

世界の言語研究所

  • 中国社会科学院語言研究所 (中国) 古川 裕

案内

  • 国立国語研究所創立50周年記念事業 / 第6回国立国語研究所国際シンポジウム・新プロ「日本語」国際シンポジウムご案内

【第3号】 (1998年4月)

  • 「…的」と「ポストモダン」など 大岡 信

研究論文

  • 程度副詞と主体変化動詞との共起 佐野 由紀子
  • 京阪方言における親愛表現構造の枠組み 岸江 信介
  • 連体修飾節のテンスについて 岩崎 卓
  • 「前提・焦点」構造からみた「は」と「が」の機能 天野 みどり
  • 例示の副助詞「でも」と文末制約 森山 卓郎

調査報告

  • 翼を持った日本語1987~1994年度出版を中心に見る渡米語 エツコ・オバタ・ライマン

論文

  • 言語の対照研究と言語教育 佐々木 倫子

世界の言語研究所

  • インド国立科学ドキュメンテーションセンターINSDOC (インド) チャウラ・K・アショク

報告

  • 第5回国立国語研究所国際シンポジウム (第4専門部会) 報告

【第2号】 (1997年10月)

  • 言語の「科学」に思うこと 鈴木 孝夫

研究論文

  • 安居島方言アクセントについて 清水 誠治
  • 鶴岡市における共通語化の調査 ―約20年間隔で行われた3回の調査を比較して― (英文) 米田 正人
  • 日本における言語の市場価値 (英文) 井上 史雄
  • 温度を表す形容詞の意味体系 ―《物》と《場所》の対立― 久島 茂
  • 買物における挨拶行動の地域差と世代差 篠崎 晃一,小林 隆

調査報告

  • 雑誌三種の表紙における文字使用の変化 中野 洋,中川 美和

世界の言語研究所

  • CSLI (アメリカ合衆国) 加藤 安彦

報告

  • 第5回国立国語研究所国際シンポジウム報告

【第1号】 (1997年4月)・創刊のことば 水谷 修

研究論文

  • 字体に生じる偶然の一致 ―「JIS X0208」と他文献における字体の「暗合」と「衝突」― 笹原 宏之
  • 連用形の時制指定について 三原 健一
  • 過去形の使用に関わる語用論的要因 ―日本語と朝鮮語の場合― 井上 優,生越 直樹

調査報告

  • ミクロネシアのチュウック語における日本語からの伝播語の音的特徴 (英文) 真田 信治
  • オーストラリア・ビクトリア州の通訳サービスと日本語 平野 桂介
  • 『東京語アクセント資料』と辞書アクセント ―尾高型アクセントを事例とした資料評価― 相澤 正夫
  • 雑誌九十種表記表の統計 宮島 達夫

研究ノート

  • 助動詞「ない」の連用中止法について 金沢 裕之

短信

  • 「レキシコンにおける名詞」プロジェクトについて ヨハナ・マティセン

世界の言語研究所

  • 国立国語研究院 (韓国) 生越 直樹