方言談話資料

『国立国語研究所資料集10 方言談話資料』は,1975 (昭和50) 年~1981 (昭和56) 年に全国20地点で採録した方言会話の録音・文字化資料です。採録地点は,青森・岩手・山形・宮城・群馬・千葉・長野・静岡・愛知・新潟・福井・京都・奈良・島根・鳥取・愛媛・高知・長崎・宮崎・沖縄です。

『国立国語研究所資料集 10 方言談話資料 1~10』全10巻

(冊子10冊,カセットテープ29本)
著者:国立国語研究所
刊行年:1978(昭和53)年~1987(昭和62)年
出版社:秀英出版


この冊子には,方言音声を文字起こししたもの,その標準語訳,注,収録地点の概観,収録した方言の特色,話者や録音環境についての説明などが収められています。文字化には,表音的カタカナ表記,沖縄は国際音声記号による音声表記を用いています。

カセットテープには,地点別,談話の種類別に約25時間分の方言音声が収録されています。

  • 「老年層の男性と老年層女性の対話」または「男女を含む老年層話者3人の会話」は,1地点50分程度の談話が20地点。
  • 「老年層の男性と若年層男性との対話」または「両者を含む3人の話者の会話」は,1地点20分程度の談話が16地点。
  • 「品物を借りる」「旅行に誘う」「けんかをする」「新築の祝いを述べる」「隣家の主人の所在をたずねる」「道で知人に会う」「道で目上の知人に会う」「うわさ話をする」という8場面の「場面設定の会話」は,1地点1場面につき30秒~2分程度の演技的対話が15地点。

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