ENGLISH
井上 優(麗澤大学・教授)
平成22年10月31日(日)
関西学院大学梅田キャンパス
英語は「スル」的言語であるのに対し,日本語は「ナル」的言語であると言われる。本発表では,時間の推移の中で事態を叙述する「動的叙述性」の強さが日本語が「ナル」的言語であることの背景にあるという主張をおこなった。
主題は属性叙述構文を特徴づける重要な要素である。本発表では,属性叙述構文において,「本質規定属性」と「評価属性」という属性のあり方が主題標識の形式に反映されることを指摘した。