「日本語の現在」はどんな調査研究か

現在まさに変化しつつある日本語の生の姿をとらえ,最新の情報を,速報性を重視して報告・提供しています。
日本語の「現在」の状況を的確に捉え,「外来語」の言い換え提案をはじめとして,緊急性の高い国語政策上の問題解決に資するために,その基盤となる科学的な調査データを獲得することを目指しています。
具体的には,現在の日本社会で使用されている日本語の現状について,大規模かつ継続的な調査を「意識調査」と「実態調査」とに分けて実施しています。「意識調査」は,言葉に関する国民の意識を様々な側面から探る調査です。「実態調査」は,日本語の実際の在り方を様々な媒体について探る調査です。


意識調査

平成15年度

平成15年度には,行政情報の発信者である自治体首長・職員の意識を探る自治体調査,外来語についての国民の意識を探る全国調査,国民にとって分かりにくい外来語とは何かを探る外来語定着度調査の三種の調査を実施しました。ご覧になりたい調査をクリックしてください。

平成16年度

平成16年度には,二回目の全国調査を実施しました。調査内容は,語種選択の理由を尋ねるなど,使い分けの意識を深く掘り下げて調べています。また,新たに,医療の専門家に期待する言葉遣いの工夫,苦手な分野の外来語や略語,外来語や略語についての学習意欲・教育への期待などの項目を加えています。下線部をクリックしてご覧ください。