第11回「ことば」フォーラム

開催概要

趣旨

  1. 新しい方言,由緒ある方言,あたたかい敬語,さらには外国語まで共に生きている,ふるさとの話しことばの多彩な広がりを,参加者の皆さんといっしょに探検し,人と楽しく話をするためのことばのはたらきを再発見します。
  2. 豊かな言語生活を営み,いろんな人と円滑に会話をする力を得るきっかけをつくります。
  3. 話しことばについて理解を深め,コミュニケーション能力を育てる言語教育を,参加者の皆さんといっしょに考えます。

日 時:2002年8月28日(水)午後1時~5時
場 所:熊本市国際交流会館(〒860-0806 熊本市花畑町4-8 電話 096-359-2020)
共 催:NHK熊本放送局
後 援:熊本県教育委員会・熊本市教育委員会

プログラム

第1部(午後1時~2時45分) 話しことばの豊かさと円滑なコミュニケーション

  • 国立国語研究所の調査研究の成果,および,NHKテレビの「ふるさと日本のことば」の成果を提供して,会場の皆さんと話し合います。
  • 趣旨1,2を主なねらいとする内容です。
  • NHK地域情報番組「ひのくにプラザ」の収録を同時に行います。
  • 一般の方々,児童・生徒・学生の皆さんが対象です。(定員200名)

「話しことばの豊かさ ―暮らしのことば再発見―」
パネリスト:
吉岡 泰夫 (国立国語研究所)
村上 敬一 (神戸松蔭女子学院大学)

「敬語が豊かなコミュニケーション ―熊本の敬意表現調査から―」
パネリスト:
杉戸 清樹 (国立国語研究所)
吉岡 泰夫 (国立国語研究所)

「外国人とのコミュニケーション」
パネリスト:
菅井英明(国立国語研究所)
イライザ・ミーカー(アメリカ・西合志町教委)
ハビエル平八郎カワベ・スリタ (エクアドル・YMCA)

第2部(午後3時~5時) ことばビデオを活用した総合的な学習

  • 国立国語研究所の「ことばビデオ」を紹介し,それを活用した八代市立第五中学校・鹿本高等学校の総合的な学習の実践報告を行います。
  • 趣旨3を主なねらいとする内容です。下記(1)と(2)を同時進行します。
  • 小学校・中学校・高校の先生方,一般の方々が対象です。(定員(1)200名,(2)40名)

(1)ことばビデオ『ことば探検・ことば発見』を活用した小学校・中学校の総合的な学習
趣旨説明:相澤 正夫 (国立国語研究所)
実践報告:
八間川 隆彦(八代市立第五中学校 校長)
八代市立第五中学校の生徒の皆さん
コメンテーター:
丹生 裕一 (熊本大学大学院)
山田 尚子 (牛深市立深海中学校)

(2)ことばビデオ『相手を理解する』を活用した高校の総合的な学習
趣旨説明:杉戸 清樹 (国立国語研究所)
実践報告:
濱田 賢明(熊本県立鹿本高等学校 校長)
熊本県立鹿本高等学校の生徒の皆さん
コメンテーター:
菅井 英明 (国立国語研究所)
イライザ・ミーカー(アメリカ・西合志町教委)
ハビエル平八郎カワベ・スリタ (エクアドル・YMCA)

第11回ポスター
(クリックするとポスター画像を拡大します。)