第3回「ことば」フォーラム

開催概要

「フォーラム」というのは,「広場」という意味の外来語です。国立国語研究所では,市民,区民の皆さんとご一緒にことばについて考えたり,話し合ったりできる「広場」のような機会を,「ことば」フォーラムと名付けて1年間に3回程度催すことにしています。

平成12年度の第1回は,5月13日(土)に「年齢とことば」をテーマに実施しました。
第2回は主に中学生・高校生を対象に,以下のように開きます。前半で研究所員からのお話をお聞きいただき,後半ではご参加いただいた皆さんとお話しするという内容です。 中学生・高校生以外の方もお気軽にご参加下さい。

日 時:平成12年8月8日(火)午後2時〜午後4時
場 所:国立国語研究所 講堂(東京都北区西が丘3丁目9番14号)

講師

「放課後の漢字」
笹原 宏之 (言語体系研究部第三研究室主任研究官)
横山 詔一 (情報資料研究部主任研究官)

私たちは,学校でたくさんの漢字を勉強します。そのほか,本や漫画を読んだり,街中で看板を見たり,携帯電話でメールのやりとりをしたときなど,いろいろな漢字を目にしています。それらをあらためて観察してみましょう。

「話しことばの秘密」 前川 喜久雄 (言語行動研究部第二研究室長)
話しことば(音声)と書きことば(文字)の本質的な相違点は何でしょうか。両者のあいだにはふつうに考えられているよりもずっと大きな違いがあります。その相違点について音声科学の立場から検討した結果についてお話しします。音声が伝える情報の多様性と,それを生み出すメカニズムについて,コンピュータによる実演を交えながら,わかりやすく説明します。

第3回ポスター
(クリックするとポスター画像を拡大します。)