第2回「ことば」フォーラム

開催概要

「フォーラム」というのは,「広場」という意味の外来語です。 国立国語研究所では,市民,区民の皆さんとご一緒にことばについて考えたり, 話し合ったりできる「広場」のような機会を,「ことば」フォーラムと名付けて1年間に3回程度催すことにしています。

平成12年度の第1回は,以下のように開きます。前半で研究所員からのお話をお聞きいただき, 後半では,ご参加くださった皆さんとお話をするという内容です。たくさんの皆さんのご参加をお待ちしております。

日 時:平成12年5月13日(土)午後2時〜午後5時
場 所:国立国語研究所 講堂(東京都北区西が丘3丁目9番14号)

講師

公開講演『年齢とことば』 甲斐 睦朗 (所長)
ことばは時代とともに変わっていくものです。その一方で,ことばは一人の人の中で年齢とともに変わるものでもあります。 子ども時代のことばから,若者時代のことばを経て,壮年時代のことばへ,ことばはどんなふうに変わっていくのでしょうか。

年齢とともに変わることば 杉戸 清樹 (言語行動研究部長)
人はことばを使いながら年齢を重ねます。ことばは年齢とともにどんなふうに変わるのでしょうか。

『若者ことば』から『オジサンことばへ』 尾崎 喜光 (言語行動研究部第一研究室長)
「若者ことば」が話題になっています。その一方では,とくに男性が中年になってから使い始める 「オジサンことば」というものもあるようです。そういうことばは実際にどんなふうに使われているのでしょうか。

教室の中での子どものことば 當眞 千賀子 (言語教育研究部第一研究室研究員)
学校の教室で,子どもたちは友達や先生とどんなふうにことばを交わしているのでしょうか。 教室の中で生き生きと交わされることばのやりとりの姿をあらためて見つめてみましょう。

フォーラム(広場)

ご参加のみなさんと研究所員が輪になってことばについて話し合います。ことばに関するご質問などがありましたら,あらかじめお知らせいただければ,当日お答えをすることとしています。

全国の方言の分布をあらわした言語地図に『日本言語地図』と『方言文法全国地図』があります。それらの基本的な見かたと、そこからどのようなことが読みとれるかを、実物を使いながら説明します。

第02回ポスター表 第02回ポスター裏
(クリックするとポスター画像を拡大します。)