ニホンゴ探検2014 開催報告
多数の御来場,誠にありがとうございました!
平成26年7月19日 (土) ,国立国語研究所にて「ニホンゴ探検2014 ―1日研究員になろう! 」を開催しました。
写真やいただいたアンケートと共に,当日の様子を御紹介します。
当日の様子
空を雲が覆い,ときどき小雨もぱらつく天候でしたが,昨年を上回る274人の方に御来場いただきました。研究所の中は大にぎわいです。
子どもたちは「1日研究員」として,各所に設けられた様々なコーナーを体験しながら,ことばの秘密に迫ります。
にほんご☆スタンプラリークイズ
「かんづめの〈ツナ〉は,どのように発音するでしょうか? 」,「〈活動写真〉とは,なんのことでしょうか? 」…日本語に関するいろいろな分野のクイズに挑戦です。
難しい問題も大丈夫! 会場に貼られたポスターや先生の話が大切なヒントになります。子どもたちは次々と全問正解賞の景品をゲットしていきました。
クイズと一緒に「ただいま調査中! 」とのポスターが。
年代別に分かれた欄に,「ジーパン」「ジーンズ」「デニム」のどれをよく使っているかシールを貼ってもらっています。あなたはいかがですか?
ことばのミニ講義
講堂では,1回30分のミニ講義を開催しました。今回もほとんど満席です。
1本目は,ティモシー・バンス教授による「日本語の音を見る」。
「ガ」と言っている映像を見ながら,「バ」と言っている音声を聴いた場合,なんと聞こえるでしょうか?
(気になる方は「マガーク効果」を調べてみてください)
2本目は,宇佐美洋准教授による「“ことばの正しさ”ってなんだろう?」。
生徒が先生に向かって「先生は授業が上手です」と言うとちょっと変に感じるのはなぜ?
先生をほめるのは本当にいけないこと?
先生をほめたい時はどのように伝えればいい?
先生のお話にみんな興味津々。先生からの質問にも,たくさんのお子さんが積極的に手をあげて自分の意見を言ってくれた,熱いミニ講義になりました。
ことばの実験
多目的室では,3種類の実験を体験できました。 「あれれ? なんでこうなるの? 」という不思議な実験にビックリ! 種明かしされてもう一度ビックリです。
頑張って声の波形を書いてくれたアンケートも。このコーナーでは自分の声の波形やスペクトログラム (いわゆる声紋) も見ることができました。
辞書引きコーナー
すっかりニホンゴ探検の定番となった辞書引きコーナー。今年も大盛況でした。先生と一緒にオリジナルワークシートに挑戦です。
こちらは大人の方からのアンケートコメント。辞書には大人にとっても新鮮な驚きがいっぱい詰まっています。
れきみんワークショップ
今年も立川市歴史民俗資料館 (れきみん) が特別出張! 歴史や文化を伝える貴重な道具・資料が盛りだくさんでした。写真に写っている臼と杵の他,蚊帳や白黒テレビに黒電話などにも触れられるワークショップでした。
アンケートより
大人の方からも多数の好評の声が寄せられました。ありがとうございます!
来年もことばの秘密をいっぱい用意してお待ちしています!
とっても嬉しい応援メッセージを書いてくれたお子さんも! 頑張ります!!