ニホンゴ探検2013 開催報告

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暑さが少し和らいだ平成25年7月20日 (土) ,国立国語研究所にて「ニホンゴ探検2013―1日研究員になろう!」を開催しました。

当日の様子

当日は,親子連れの方を中心に248人に御来場いただき,大にぎわいの1日となりました。

子どもたちは「1日研究員」に任命され,研究所内の各所に設けられた様々なコーナーを体験しました。

にほんご☆スタンプラリークイズ

「日本語」「ことば」についてのクイズに挑戦! コーナー内に設置されたポスターからヒントを見つけたり,研究者に質問をしたりして問題を解いていきます。

「日本語でよく使われている語」ポスターの前で説明を聞いています。ちなみに,日本語で一番,よく使われている語は,助詞 (くっつきことば) の「の」です。

3人チームで頭文字語 (かしらもじご) 問題に挑戦中。見事,正解すればスタンプを押すことができます。スタンプを全て集めると国語研グッズが!

ことばのミニ講義

ほとんど満員の講堂では,研究者によるミニ講義を開催。1回あたり30分の参加しやすい講義です。

前半は丸山岳彦准教授による「ことばはゆれる」。「ゆれ」とは一体,どういうことでしょうか? ことばをたくさん集めてみると,その中に「揺れ」があることに気づきます (ヒント:この文章中でも「ゆれ」ているところがあります) 。

後半は野田尚史教授による「ことばのパズル」。昨年,大好評だったこの講義。野田教授が紹介する様々な文法パズルに,大人も子どももみんな夢中でした。

にほんごかかりうけゲーム

多目的室では,日本語の「かかりうけ (係り受け) 」を楽しく学べるゲームが体験できました。15台用意したPCは常に満席状態! 先生の説明を聞きながら高得点を目指します。

辞書引きコーナー

今年もやりました辞書引きコーナー! 3年連続3回目の出場 (?) です。基本編から応用編まで,色々な課題に挑みながら辞書引きマスターを目指します。初めて辞書を引く子もあっという間に上達し,辞書を楽しんでいました。

れきみんワークショップ

立川市歴史民俗資料館 (れきみん) にも出展いただきました。昔の人の暮らしを伝える貴重な道具・資料に触れられるコーナーです (写真左 : 天秤棒と桶,写真右 : 氷冷蔵庫) 。

今回で3回目となる「ニホンゴ探検」。これまでで最多となる248人の方に御来場いただました。「夏休みの自由研究のために来ただけなのに,それ以上に色々なことを楽しく勉強できた」,「子ども向けだと思っていたが,ことばについて考えるいい機会になった」などの声もいただくことができました。

多数の御来場,まことにありがとうございました。