日本語の書きわけ教室「漢字・カタカナ・ひらがなのヒミツ」 開催報告
平成25年7月25日 (木),NINJALジュニアプログラムの一環として,江戸川区子ども未来館にて出前授業「日本語の書きわけ教室―漢字・カタカナ・ひらがなのヒミツ」を実施しました。
講師は丸山岳彦准教授。参加したのは夏休みに入ったばかり,ちょうど「夏休みの自由研究どうしようかな」という時期の,小学4年生~6年生の皆さんです。
漢字・カタカナ・ひらがなに数字にアルファベット…と,日本語では様々な文字が使われます。では,実際,それらの文字はどのように使われているのか,みんなで一緒に考えてみました。
スーパーマーケット等のチラシから,野菜の名前に注目して,ことばを採集!
チラシによって「だいこん」と書いてあったり「大根」と書いてあったり…その一方で,「アスパラガス」のようにカタカナで書いてあるものしか見つからないものもあったり…。
みんなで採集した結果は,その場で棒グラフに。「はくさい」「白菜」に「おおば」「大葉」,「きゅうり」と「キュウリ」,「おくら」と「オクラ」…同じ野菜を指していても,いろんな表記がされていて,しかも,どれが正解,というわけでもなさそうだ,ということが分かりました。(実際に使われることばで起こる,このような現象を「ことばのゆれ (表記のゆれ) 」と言います。)
今回の出前授業では,ことばのゆれをテーマに,普段,何気なく使っていることばをよく観察し,大切にすることを伝えました。
「調べてみるといろいろな発見ができることがわかった」「 (普段は) 気づかないことがわかったので,たのしかったです」等の感想が寄せられました。