第34回 「日本語の自然会話とポライトネス理論」
新型コロナウィルス感染拡大予防のため中止となりました。
内容
本講義では,日本語の自然会話の特徴とその分析方法,及び,ポライトネス理論とディスコース・ポライトネス理論について解説する。まず,現在,国語国語研究所で公開している『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』の特徴とその利用法について紹介する (利用申込みによって,無償で配布)。次に,本コーパスの分析に適した『総合的会話分析』という方法論について概説する。その上で,ポライトネス理論,及び,ポライトネスを構成する談話レベルの要素の機能も扱うディスコース・ポライトネス理論の最新の展開について解説する。これらを通して,日本語の自然会話の特徴とそれを分析する意義について考える。
日程
- 2020年3月19日 (木) 10:30~17:30
- 10:30-12:00
「BTSJ日本語自然会話コーパス」の特徴と活用法 - 13:30-14:40
「総合的会話分析」の方法論 - 14:55-16:05
ポライトネス理論とは? - 16:20-17:30
ディスコース・ポライトネス理論とは?
- 10:30-12:00
講師
- 宇佐美 まゆみ 国立国語研究所 教授 (日本語教育研究領域)
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授を経て,2016年から現職。
専門は,言語社会心理学,日本語教育学 (コミュニケーション教育)。主な著書に,『言葉は社会を変えられる』 (編著,1997),『新・はじめての日本語教育1 日本語教育の基礎知識』 (共著,2004),「心理学 ―学ぶということのメカニズム」 (『増補改訂版 新・はじめての日本語教育1 日本語教育の基礎知識』) (共著,2016) などがある。
会場
久留米大学 福岡サテライト
交通案内
定員
20名 (予定)
受講料
無料
参加申込
新型コロナウィルス感染拡大予防のため中止となりました。
いただいた個人情報は,個人情報保護ポリシーに則り厳正に取り扱います。
- 2020年3月2日 (月) 締切。定員に達し次第,募集を締切る場合があります。
- 応募者が定員を超えた場合は,大学院生の方を優先します。
- 受講者には3月6日 (金) までに連絡いたします。
- 申込後,受付確認メールを送信します。
3日以内に受付確認メールが届かない場合は,受付が完了していない可能性がありますので,下記 (国立国語研究所 管理部研究推進課) までお問い合わせ願います。 - 以下のURLより,利用申し込みを行い,『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』をダウンロードしておいてください。
https://ninjal-usamilab.info/form/corpus/index.html - 当日,PCを持参してください。
- 「宇佐美まゆみ研究室」の「研究業績」
https://ninjal-usamilab.info/lab/research/monograph/ から,以下の論文を閲覧,または,ダウンロードし,目を通しておいてください。- 宇佐美まゆみ監修 (2018) 『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』について
https://ninjal-usamilab.info/lab/btsj_corpus/ - 宇佐美まゆみ (2017) 「ディスコース・ポライトネス理論の新展開 ―「時間」「フェイス充足度」「フェイス均衡原理」という概念を中心に―」,『漢日語言対比研究論叢』 (漢日対比語言学研究会),第8号,125-139.2017年8月.
- 宇佐美まゆみ (2009) 「自然会話分析のための文字化入力支援及び基本的な分析項目の自動集計ツールとその使い方」,『日本語学会2009年度秋季大会予稿集』,pp.193-194.
- 宇佐美まゆみ監修 (2018) 『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』について
受講に関するお問い合わせはこちらへ
国立国語研究所 管理部 研究推進課
E-mail : ninjal-events[at]ninjal.ac.jp[at]を@に変えてください。
Tel. : 042-540-4353