第25回 「文献資料を活用した言語研究」

内容

文献を使った言語研究は書き言葉,話し言葉の歴史変化など知る手がかりとして盛んに行われています。その一方で,この分野の研究は海外の日本語研究者の間には十分に浸透していません。

本チュートリアルでは,話し言葉,書き言葉双方に着目し,文献を使った言語研究の可能性について受講生のみなさまと一緒に考えます。

日程

  • 平成29年11月28日 (火) 18:00~20:00
    1. 18:00~19:00
      日本語教科書に見る話し言葉の多様性 60分
    2. 19:00~20:00
      漢文訓点資料を読み解く 50分

講師

  • 朝日 祥之 国立国語研究所 准教授 (言語変異研究領域)
    2009年から現職。
    専門は社会言語学,日本語変異理論。
    主な著書に『はじめて学ぶ方言学 ―ことばの多様性をとらえる28章』 (編著,ミネルヴァ書房,2016),『アメリカ・ハワイ日系社会の歴史と言語文化』 (編著,東京堂出版,2015) など。
  • 高田 智和 国立国語研究所 准教授 (言語変化研究領域)
    2009年から現職。
    専門は国語学 (文字・表記),漢字情報処理。
    主な著書は『新しい外国人住民制度の窓口業務用解説 ―外国人の漢字氏名の表記に関する実務―』 (共著,日本加除出版,2012),『例解辞典 (改訂新版) 』 (監修,ぎょうせい,2010) など。

会場

ミシガン大学 日本研究センター

受講料

無料

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国立国語研究所 管理部 研究推進課
E-mail : ninjal-events[at]ninjal.ac.jp[at]を@に変えてください。
Tel. : 042-540-4353